競争の番人:“小勝負”坂口健太郎VS“藤堂”小日向文世 戦いの結末に「気分爽快」「見応えある」の声(ネタバレあり)

連続ドラマ「競争の番人」第10話の一場面 (C)フジテレビ
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連続ドラマ「競争の番人」第10話の一場面 (C)フジテレビ

 俳優の坂口健太郎さんと女優の杏さんダブル主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「競争の番人」(月曜午後9時)の第10話が9月12日に放送された。公正取引委員会第六審査(通称ダイロク)と、談合の黒幕の国土交通省事務次官・藤堂清正(小日向文世さん)の戦いの結末が描かれ、視聴者は「気分爽快」「見応えある」と盛り上がった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 ドラマは、東大法学部を首席で卒業した小勝負勉(坂口健太郎さん)、直情径行型の元刑事で新人の白熊楓(杏さん)らダイロクが、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出す。

 第10話では、ダイロクが東京湾岸地区再開発プロジェクトをめぐる談合疑惑を追う。小勝負は、藤堂が建設業界の談合を一部合法化する法律の成立をたくらんでいることを知って……という展開だった。

 藤堂が談合にこだわるのは、1995年の阪神・淡路大震災が契機になったことが判明。そのとき藤堂は妻を亡くしていた。当時藤堂家は県が手がけた公営住宅に住んでおり、その住宅は入札により最安で落札した業者が建設したものだった。しかし、耐震強度が偽装されていて地震で倒壊し、藤堂の妻が被害に遭った。それ以来、インフラに関わる工事は信頼のある大手企業が行うべき、と藤堂は考えるようになった。

 小勝負は藤堂に土下座をしてまで談合場所を聞き出そうとする。藤堂が「見苦しい。もう遅いんだよ。談合はすでに終わっている」と伝えると、小勝負はニヤリとして「どうして談合が終わったってことを知っているんですか?」と追及する。

 実は、ダイロクはすでに談合現場に乗り込んでおり、談合に関わる全4社の担当者の通信手段を奪っていた。つまり、談合の密談が終わったことを知るには談合に参加するほかなく、藤堂の発言は自身の談合への加担を裏付けるものとなった。

 追い込まれた藤堂が「公取の力では私を罰することはできないよ」とその場を立ち去ろうとすると、目の前に検察が現れる。以前から藤堂を調査していたダイロクの本庄聡子(寺島しのぶさん)が、六角洸介(加藤清史郎さん)の父で検察庁幹部の敦夫(羽場裕一さん)に資料を渡していたのだ。検察に連行された藤堂は、官製談合容疑で逮捕・起訴された。

 藤堂の逮捕劇に、SNSでは「決着鮮やか」「最高の展開」「坂口健太郎かっこよすぎる」「でもこれ最終回じゃないんだよね?」といったコメントが並んだ。

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