ちむどんどん:仲間由紀恵、戦争体験の“語り部”に「沖縄出身者として光栄」 台本に「結構踏み込んだ発言もあって」と驚きも

連続テレビ小説「ちむどんどん」で比嘉優子を演じる仲間由紀恵さん(C)NHK
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連続テレビ小説「ちむどんどん」で比嘉優子を演じる仲間由紀恵さん(C)NHK

 黒島結菜さん主演の連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(NHK総合、月~土曜午前8時ほか)第73回が7月20日に放送され、ヒロイン一家の母・比嘉優子(仲間由紀恵さん)が、暢子(黒島さん)たち4兄妹に秘めてきた自らの過去を話した。仲間さんに、同回について話を聞いた。

ウナギノボリ

 沖縄のお盆の最終日「ウークイ」に、久々にやんばるの実家に集まった暢子たち4兄妹。優子に、自分たちに何か隠していることがあるのかと問いただす。優子は重い口を開いて、亡き父・賢三(大森南朋さん)とのなれそめや、戦争体験について語った。

 沖縄出身の仲間さんは「ある意味、語り部のような役割を担わせていただけたのでとても光栄でした。戦争についてお伝えするのは、沖縄出身者として大変意味のあることだと思い、一生懸命取り組ませていただきました」と話す。

 優子は、空襲で実家が焼けて祖父と祖母が亡くなったことや、逃げるなかで両親や姉と生き別れたこと、幼い弟と共に米兵に捕まり収容所に入れられて、終戦後も収容所を転々とさせられるなかで弟も亡くなり、天涯孤独になったつらい戦争体験を明かした。

 仲間さんは「台本を読んで結構踏み込んだ発言もあって少し驚きましたが、沖縄のことを伝えたいという思いを台本から感じました」といい、「戦争の話をお伝えするには、それぐらいぐいっと踏み込んだ方が伝わるのかと、脚本の羽原(大介)さんや作り手の方たちの沖縄に対する愛情を感じました」と述べた。

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