鎌倉殿の13人:“名刀”梶原景時、去り際の思い 中村獅童「なまくらで終わりたくなかった」が全て

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で梶原景時を演じた中村獅童さん (C)NHK
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で梶原景時を演じた中村獅童さん (C)NHK

 俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第28回「名刀の主」が7月24日に放送され、中村獅童さん演じる梶原景時が、他の御家人たちの反感を買い、宿老としての地位を追われ、鎌倉を去る様子が描かれた。ドラマの公式ツイッターでは、獅童さんの音声コメントが公開。「鎌倉を去るというのは非常にそれなりの思いがありますよね。『なまくらで終わりたくはなかった』というせりふのように、あれが全てだと思いますよね」と明かしている。

 第28回では、鎌倉のあちこちに間者を潜り込ませ、情報を収集していた景時に対して、反感を覚える御家人たちが増加。三浦義村(山本耕史さん)らが中心となり、人数を集めて、景時への処分を求める訴状を頼家(金子大地さん)へと渡そうとするが……と展開した。

 訴状を受け取った頼家は、父・頼朝(大泉洋さん)がかつて御家人たちをまとめるため、上総広常(上総介、佐藤浩市さん)一人に罪を背負わせことを例に、景時に謹慎を申しつける。景時はやがて、京の後鳥羽上皇(尾上松也さん)からの誘いを受け、鎌倉を去ることを決心。その話は頼家の耳にも入り、今度は流罪となるが、ここで景時は、比企能員(佐藤二朗さん)の娘・せつ(山谷花純さん)が産んだ頼家の長男・一幡を人質に、京へと向かおうとする。

 異変を知って、急行した義時(小栗さん)は、上皇からの手紙の件を頼家に流したのは自分であると認めた上で、「(京へ)行けば鎌倉殿(頼家)は決してあなた(景時)を許さない。必ず討ち取ろうとされる。それは、朝廷との争いの火種となる。鎌倉を守るのが私の役目」と真意を伝える。

 景時は手紙を「ひけらかした」ことを後悔しつつ、「刀は、斬り手によって名刀にもなまくらにもなる。なまくらで終わりたくはなかった」と少しだけ本心を吐露。義時には、「そなたは上総広常の前でこう申した。我らは坂東武者のために立ち上がったのだと。源氏は飾りにすぎぬと。忘れてはおらぬな」と確認した上で、「己の道を突き進め」と後を託そうとする。

 そして、善児(梶原善さん)を“置き土産”にし、鎌倉を去って行くが、義時は、頼時(坂口健太郎さん)に 「すぐに兵を整えよ。梶原殿は必ず西(京)へと向かわれる。東海道で討ち取る。梶原殿は華々しく死ぬつもりだ。武士らしくな」と命じる……。

 獅童さんは、景時が鎌倉を去るシーンについて、「いろいろな感情が芽生えていると思いますね。寂しくもあり、ある種の怒りもあり、わりかし(景時は)悟っている方なので去って行くときも、いろいろな思いは胸の内に秘めて、腹の底に隠して去って行くというようなことですかね」と推し量る。

 去り際のやりとりについては、「やっぱり義時に託すんでしょうね。『鎌倉幕府頼んだぞ』という。まあ本当にみんなにも嫌われて、うかつなところもあったかもしれないですね。景時って。でも、それも全て自分で分かっているんだと思いますよ。死を覚悟するということですかね。そういう思いでやらせていただきました」と振り返った。

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