西野七瀬:池井戸潤作品に初出演 井ノ原快彦主演「連続ドラマW シャイロックの子供たち」

「連続ドラマW シャイロックの子供たち」出演者=WOWOW提供
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「連続ドラマW シャイロックの子供たち」出演者=WOWOW提供

 井ノ原快彦さん主演で、10月9日午後10時からWOWOWで放送・配信がスタートする「連続ドラマW シャイロックの子供たち」に、西野七瀬さん、「NEWS」の加藤シゲアキさん、三浦貴大さん、前川泰之さん、萩原聖人さん、玉山鉄二さんが出演することが7月28日、発表された。

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 原作は、2006年に発表された池井戸潤さんの同名小説(文藝春秋)。ドラマは、銀行という組織を通して、普通に働き、普通に暮らすことの幸せと難しさを描く群像劇だ。東京第一銀行長原支店内で100万円の現金紛失事件が発生。西木雅博(井ノ原さん)は部下の女性行員が疑われると、真犯人をひそかに追い始める。しかし、事件を追っていたはずの西木が失踪。現金紛失事件と西木の失踪を巡る謎に、長原支店の行員たちの物語が交錯する。

 西野さんは、西木の部下で、100万円紛失事件のぬれぎぬを着せられる女性行員・北川愛理。加藤さんは、営業成績トップのエース・滝野真。三浦さんは、過去の出来事から出世コースを外れた竹本直樹。前川さんは、策略家の一面を持つ支店長・九条馨。萩原さんは、業績のためならパワハラも辞さない副支店長・古川一夫。玉山さんは、東京第一銀行本部の人事部調査役で、長原支店内で起きた事件を追う坂井寛を、それぞれ演じる。

 登場人物のバックボーンを描くepisode0の放送・配信も決定。ドラマは、episode0を含む全5話。

 キャストコメントは以下の通り。

 ◇西野七瀬さん

 初めて池井戸潤さんの原作に出演させていただけることになり、素直にうれしく思いました。私が演じる北川愛理は、家計を支える真面目なしっかりもので、まっすぐなイメージのある役になりますので、その芯の部分を大切にしていけたらなと思っています。

 同じ職場の中であっても、立場やそれぞれが抱える事情がさまざまなので、登場人物たちがどういう風に描かれていくのか、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。

 ◇加藤シゲアキさん

 池井戸潤さんの原作小説を読み、スリリングな展開に夢中になりました。この映像作品には原作の持つ魅力が忠実に再現されており、そのような作品に参加できること、大変光栄に思います。演じる滝野は、同僚から羨望(せんぼう)のまなざしで見られる東京第一銀行長原支店業務課のエースです。そんな滝野をどのようにして表現しようか、わくわくしながら撮影に臨んでいます。

 「シャイロックの子供たち」はキャラクターの際立った物語で、そんな面々のひとりとして滝野も存在しています。そんな彼らが織りなす展開と撮影現場の緊張感は見ものです。先の読めないストーリーに、少しでも多くの方に熱中していただきたいと思います。

 ◇三浦貴大さん

 銀行員の竹本を演じさせていただきます。日々当たり前に利用している銀行ですが、その中で働いているのもまた人間であり、多くの葛藤、苦悩があるということに気付かされます。「銀行」というお金にまつわる仕事の中で、奮闘する一人の人間をリアルに演じられたらと思います。この物語の登場人物は、銀行という枠組みにいますが、皆様にどこか共感していただけるような魅力的なキャラクターがたくさんいます。人間が働く上で必ずある悲哀を、感じていただければと思います。

 ◇前川泰之さん

 池井戸潤先生の世界観は一個人としても大好きなこともあり、そこに出演者として参加させていただくことをとても光栄に感じています。演じさせていただく九条という男は、相手によって自分を演じ分けられる非常にクレバーな男。そんな九条が見せる色々な顔を、見ていただく方に楽しんでいただけるよう演じ分けていけたらと思いますし、たまに出す狂気的な一面にも期待していただきたいです。

 この作品はミステリー性が高く、エンターテイメントとして間違いなく楽しんでいただけると思います。また、作中に登場する“東京第一銀行”という特殊な世界で必死に生きている登場人物たちから、人として大切なものは何なのか、が見えてくる作品でもあると思います。ぜひご期待ください!!

 ◇萩原聖人さん

 池井戸さん原作の作品に出演するのは2009年の「連続ドラマW 空飛ぶタイヤ」以来になります。私が演じる古川は、どこか中間管理職のような男ですが、いろいろなものをむき出しに必死に生きている印象です。昔に比べて、会社という社会での人間関係はだいぶ変わってきましたが、人の本質は不変だと思います。

 池井戸さん原作のドラマは、WOWOWの視聴者のみなさんにとっては、否が応でも期待されるコンテンツだと思います。そして、「シャイロックの子供たち」は池井戸さんにとっても思い入れのある作品だと伺っているので、WOWOWドラマWの“老舗チーム”ならではの“シャイロック”をお届けできたら、きっと楽しんでくださるのではないかなと思っております。

 ◇玉山鉄二さん

 本作は銀行内部の葛藤がとても生々しく、出世のためには何かが欠落し、破綻してゆく……。組織とは、仕事とは、家族とは何なのか、深く考えさせられました。決して善良ではない人々の群像がリアルに描かれていると感じました。

 池井戸潤先生の作品に出られることに大きな責任と喜びを感じながら役と向き合っていきます。チーム全員で暑さの中、頑張ります。「連続ドラマW シャイロックの子供たち」ぜひ、楽しみにしてください。

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