海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)。7月31日放送の第29回「ままならぬ玉」では、源頼家(金子大地さん)の蹴鞠(けまり)の先生といえる平知康(矢柴俊博さん)が、“お役御免”となる様子が描かれた。
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ドラマの公式ツイッターで公開された音声コメントで、矢柴さんは平知康の“お役御免”について、「この人は京時代も何度もクビになっているんですよね」と明かした上で、「最後は後白河さん(後白河法皇)に『出てけ』と言われて退場させられる。でもこれを何度か味わって、そのたびに復活している。鎌倉にやってきて、またこういう言葉を食らって(笑い)、普段の僕だったら絶対落ち込みますけど、知康さんはどこかで『あ~、またか』みたいな『いいよ、いいよ』みたいなどころで、受け止めているのかなって思いました」と印象を話している。
続けて「(自分は)いらないということを深くはそれほど、自分のためにも傷つくまでは受け止めないように事実だけを受け止めていくんじゃないのかなと思いました」と持論を披露し、「僕だったら絶対むっちゃ落ち込みますけど、そういうこの人の打たれ続けてきた、弱い人の打たれ強さが出ているんじゃないかなと思いました」と振り返った。
頼家が放った鞠を受け取った際、体勢を崩して古井戸に落ちたシーンについては、「もうあのシーン、みんな盛り上がっていました」とうれしそうで、「まず井戸に落ちるということが大河ドラマで一生懸命描かれるという、チャレンジングなこと。そして本当に立派なセットをこのワンシーンのために作り上げて、僕は役者をやっていてもう二度と井戸に落ちるシーンを演じることはないだろうと、本当に幸せだなと思いながら落ちてましたけど。同時に井戸に落ちた芝居の引き出しが、全くないので、ひたすら受け止めてましたね、監督の指示を。すごく貴重な体験をしましたね」と感慨深げに語っていた。
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