初恋の悪魔:「片思いはハラスメントへの入り口だ」 “小鳥”柄本佑の嘆きに視聴者「名言」「胸に刻みます」

ドラマ「初恋の悪魔」第4話の一場面=日本テレビ提供
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ドラマ「初恋の悪魔」第4話の一場面=日本テレビ提供

 俳優の林遣都さんと仲野太賀さんがダブル主演を務める連続ドラマ「初恋の悪魔」(日本テレビ系、土曜午後10時)第4話が、8月6日に放送された。渚(佐久間由衣さん)に思いを寄せる小鳥(柄本佑さん)のせりふに、視聴者からは「ドキッとした言葉だった」「名言だった」「胸に刻みます」という声が上がっている。

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 ドラマは「東京ラブストーリー」「Mother」などを手がけた坂元裕二さんのオリジナル作品。警察署でそれぞれ別の部署に勤める訳ありの4人が難事件を解明する姿を描く。やがて、4人の間には友情が芽生え、恋模様も描かれる。

 第4話では、マナーやルールを守らない人が矢で射られる事件が続発し「世界英雄協会」を名乗る男が「迷惑をかける人間を排除する」と宣言。犯行はいつしか愉快犯となり、犯行声明と共にクイズを出題し、自らのアジトを示唆する。小鳥は渚に頼まれて数字クイズ解読に取り組み、ひとつの公園が答えに当てはまった。その公園に向かった渚は、犯人からけがをさせられ、犯人を見つけ出したい悠日(仲野さん)と小鳥は鈴之介(林さん)に助けを求めるが……と展開した。

 渚がけがで入院したため、病室の前まで訪れた悠日と小鳥。しかし、小鳥は病室に入ろうとせず、お見舞いで持ってきた花を悠日に渡す。悠日は「小鳥さんのせいじゃないですよ」というが、小鳥は「僕が調子に乗ってクイズを解いたからこうなった」と渚に直接会うのを控える。

 悠日が「好きだからしてあげたことじゃないですか?」と問うと、小鳥は「片思いはハラスメントへの入り口だ。僕は彼女に片思いという暴力を振るってしまった」と嘆く。すると、病室から出てきた看護師に悠日が花を渡し、2人とも足早に去って行った。

 “片思いはハラスメントへの入り口”というせりふに対し、SNSでは「確かにその可能性はある。恋や愛は温かかったり優しかったりするだけじゃない」「恋愛感情の加害性を言語化して物語に組み込む脚本家、そうそういないよね。良い」など、“坂元節”に共感するコメントが寄せられている。 

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