鎌倉殿の13人:“雅なものが好き”な平賀朝雅が抱いた権力欲 山中崇「悪魔のささやきに乗っかってしまった」

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で平賀朝雅を演じる山中崇さん (C)NHK
1 / 1
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で平賀朝雅を演じる山中崇さん (C)NHK

 俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第35回「苦い盃(さかずき)」が9月11日に放送され、平賀朝雅(山中崇さん)が自分の罪を、畠山重忠(中川大志さん)の嫡男・重保(杉田雷麟さん)になすりつける様子が描かれた。

あなたにオススメ

 執権の北条時政(坂東彌十郎さん)が畠山討伐へと動く、大きなきっかけを作ったことから、視聴者からは「平賀、許すまじ」「平賀、ムカつく」といった声が上がっているが、山中さんは「朝雅って『朝』に『雅(みやび)』って書きますよね。名前にあるようにきっと雅なものが好きというか、どちらかというと政治的なものよりも、芸術的なものとか文化的なものが、多分、好きなんじゃないかなと思っております」と印象を明かす。

 第35回では、りく(宮沢りえさん)の愛息・北条政範(中川翼さん)の突然死をめぐって、疑いの目を向けられると、畠山を陥れようと“あることないこと”りくに吹き込んで、自分は京へと逃れた朝雅。

 山中さんは、「もしかしたら自分も権力(時政の次の執権)というものを手にすることが、つかむことができるかもしれないという悪魔のささやきを受けたわけですよね。それに乗っかってしまったというか」と説明。また「やっぱり、りくさんに対して、恋心とか正直あったとは思うんです」と話すと、「りくさん側から(も)自分は好かれているんだろうなという気持ちがあったと思うんですよね。もともとは、それで幸せな状態だったのが、逆にそれを利用しようというふうになってしまったという。そこの変化なんじゃないかなと思って、シーンに臨みましたね」と振り返った。

テレビ 最新記事