おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-
第7話 元大臣が未公開株の脱税!?
2月19日(木)放送分
女優の福原遥さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「舞いあがれ!」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第28回(11月9日放送)で、舞(福原さん)が所属する大学のサークル「なにわバードマン」が作り上げた人力飛行機「スワン号」が、琵琶湖の空を飛ぶ姿が描かれた。「なにわバードマン」編のクライマックスといえるスワン号の記録飛行の本番当日のシーンの舞台裏について、制作統括の熊野律時(くまの・のりとき)さんに聞いた。
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スワン号が空に舞い上がるシーンは琵琶湖などのロケで撮影した。「人力飛行機はすごくデリケートで、普通のロケだったら天気が良ければ撮れていると思うんですけれど、安全面を考慮して、風が強く吹くと撮影は難しかった」と天気待ちならぬ、“風待ち”時間があったという。熊野さんは「スタッフもキャストも準備万端なんだけれども、風が弱くなるのをじりじりと待って、かなり時間がかかったこともありました」と振り返る。
ただ、その待ち時間も「手作りの人力飛行機が飛ぶことって、これだけ繊細で大変なことなんだと実感しながら皆さんに撮影していただけたので、それはすごくよかったかなと思います」とより演技にもリアリティーが出せたことを喜ぶ。
「安全上のことがあるので、福原さんご本人が搭乗しているのは、離陸前の地面を滑走している部分だけですが、実際にペダルを漕いで人力飛行機を動かしてもらいました」という。
そこで、熊野さんをも驚かせたのが、福原さんのスタート前のかけ声だった。「なにわバードマン」のパイロットはペダルをこぎ始める前に、「右翼オーケーですか? 左翼オーケーですか? ペラ、回します! 3、2、1、ゴー!」と部員に声をかける。熊野さんは「クライマックスシーンのときに福原さんが出した声の力強さには、舞の覚悟が見えて、すごく感激した」という。
「主人公の舞は、それまで少しずつ変わってきてはいましたが、基本的には前に出て行くタイプではない。ですが、トレーニングを積んで、みんなと一緒にやってきたという思いをしっかり背負って飛び立とうとするときに、すごく力強い声が福原さんから出てきた。お芝居なんですけれど、舞がすごく力強いぞ、今みんなの作ったこの飛行機を背負って飛ぶぞという覚悟が見えて、そのことにすごく感激しました」と語る。
その声には、「そこまで積み上げてきた部員のみんなとのお芝居が福原さんの中に積み重なっていって、言葉が力強くパンと出た」と類推し、「それまでに聞いたことのなかった舞の声が出てきたのは、とてもすてきなことだなと思いました」と熱いシーンが撮れたことを喜んだ。
スワン号が琵琶湖に飛び立つ瞬間に主人公の舞だけでなく、機体を追いかける部員たちの姿を映し出した“胸熱”なカメラワークも評判になった。
熊野さんは「ドローンを積極的に活用しようというのは最初にチームの方針としてありました。『舞いあがれ!』という作品で、空を飛びますし、おそらくこれまでの朝ドラより、かなり積極的にロケでドローンを活用していると思います」と明かす。
専門的なスタッフと共に「打ち合わせをしたり、テストをしたりと、事前に十分に準備をして丁寧に臨んでいます。今後もいい形でドローンを生かしていくという方針でやっていきます」と力強く語った。
「なにわバードマン」編は、熊野さんいわく「一緒に新しいものを作り、力を合わせて空へ向かっていくという、物語の核心をしっかりドラマに刻み込んでいく」タームとなった。今後は、旅客機のパイロットとして、みんなで力を合わせて空を目指すヒロイン・舞の歩みをしっかり見届けていきたい。
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