DOCTORS~最強の名医~:沢村一樹主演の医療ドラマシリーズが終了へ 2023年新春に「ファイナル」放送(コメント全文)

2023年新春放送の「新春ドラマスペシャル DOCTORS~最強の名医~ファイナル」のビジュアル=テレビ朝日提供
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2023年新春放送の「新春ドラマスペシャル DOCTORS~最強の名医~ファイナル」のビジュアル=テレビ朝日提供

 俳優の沢村一樹さん主演の医療ドラマシリーズ「DOCTORS~最強の名医~」(テレビ朝日系)が、2023年新春に放送される「新春ドラマスペシャル DOCTORS~最強の名医~ファイナル」をもって終了することが11月24日、明らかになった。

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 沢村さんがスゴ腕の外科医・相良浩介を演じる医療ドラマで、2011年10月期にパート1、2013年7月期にパート2、2015年1月期にパート3、スペシャル版も4回放送された。経営難にあえぐ堂上総合病院を舞台に、相良が人を救う使命を忘れた医師たちと対立を繰り返しながらも病院の再生に尽力する姿が描かれ、相良と森山卓(高嶋政伸さん)のバトルや、高嶋さんの怪演ぶりが話題を集めてきた。

 ファイナルは、森山が「最大の暴挙」に出たことにより、相良が退職願を提出するというストーリー。比嘉愛未さん、黒川智花さん、宮地雅子さん、阿南敦子さんら堂上総合病院の看護師チーム、正名僕蔵さん、敦士さん、斉藤陽一郎さん、尾崎右宗さんらチーム森山と呼ばれる外科医たちや、松坂慶子さん、小野武彦さん、伊藤蘭さんといったおなじみのキャストが出演するほか、故・野際陽子さんが演じていた前院長・堂上たまきも登場する。

 ◇沢村さんのコメント

 ついに「DOCTORS~最強の名医~」がファイナルを迎えることになりました。でも正直“ファイナル感”はあまり感じていなくて、誰かの気が変わって「またやろう」ってなったりするんじゃないかな、なんて期待もしているんですけど(笑い)。

 「DOCTORS」が始まったのは11年前。オペシーンは最初の頃より体力を使うようになりましたけど(笑い)。その間、高嶋さんは体重がすごく増えたり、減ったりして、それがドラマの中でも完全にネタにされたりしていましたよね(笑い)。連ドラで3本、スペシャルで4本やらせていただいて、もうライフワークの一部になっていたので、「終わってしまうのか」と寂しい気持ちはあります。

 相良と森山先生は、シリーズを通してずっとそれぞれのゾーンを歩きながら、たまにそれが交錯して……とやってきたんですけど、今回はそこに決定的な出来事が起こります。相変わらず森山先生は傍若無人でわがままなんですけど、でも11年間ずっとぶれずに真っすぐだったのは森山先生なのかも。今回の相良のせりふにある「あんなに真っすぐで正直な人はいない」という言葉の通り、森山先生は真っすぐでうそのつけない人なんですよね(笑い)。そんな森山先生と相良にどんな出来事が起こるのか、ぜひ楽しみにしていてください。

 11年間応援してくださった皆さん、そして初めて見てくださる方も楽しんでいただける新春にぴったりのドラマに仕上がっています。2時間、目いっぱい笑いと感動と、それ以外のエピソードも詰まっていますので、視聴者の皆さんと一緒に有終の美を飾ることができたらうれしいです。

 ◇高嶋さんのコメント

 「DOCTORS~最強の名医~」が今回でファイナルだと聞いた時は、やはりちょっとナーバスになりましたね。でも、僕もあまり“ファイナル感”は感じていなくて、だけども“一区切り”というにはふさわしい、素晴らしい作品になっていると思います。

 このドラマの見どころって、緊迫したオペシーンももちろんですが、森山と相良先生の戦いやそれぞれの人間関係が面白いんですよね。森山って、ちょっと親に逆ギレした子どもみたいなところがあって、相良先生は森山にとって親みたいな存在だったのかもしれないって思います。大スターで、近づきたいんだけど近づけないっていう存在なのかも。

 相良先生ってつかみどころがないですから。沢村さん自体も、どこかいろんなものを煙に巻いちゃう希有(けう)な存在の役者さんだと思うので、つくづく相良先生にはぴったりでしたよね。まあ、そんな相良先生に対して、森山はついに本気の追い出しにかかろうとします。これまでにない展開になっていくので、そこはぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

 「DOCTORS」の11年の間には、僕の体重の大増減があったり、相良先生を森山が手術したり、その逆に森山が手術してもらったりといろいろありました。そして今回は、脚本の福田靖先生が、伯母さん(堂上たまき)と電話で話すシーンも書いてくださって。本当に伯母さんと話している感じがして、なんだか不思議な、そしてうれしい気持ちになりましたね。

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