桂菊丸&泉アキ:「幸せの絶頂」から「嫁姑戦争」へ 乳がん3回克服 夫婦の50年「徹子の部屋」で

桂菊丸さんと泉アキさん夫妻
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桂菊丸さんと泉アキさん夫妻

 タレントの桂菊丸さんと泉アキさん夫妻が、12月14日に放送された黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。2人のなれそめや、かつて世間を騒がせた“嫁姑(しゅうとめ)戦争”、泉さんの闘病について語った。

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 2人は、菊丸さん31歳、泉さん22歳の1972年にゴールインし、今年で結婚50年を迎えた。金婚式には、泉さんの希望で北海道に4泊5日の旅に出かけ、ウニやアワビなど好物をたらふく食べたという。菊丸さんの81歳の誕生日も重なり、北海道の友人が菊丸さんの似顔絵を模した誕生日ケーキでお祝いしてくれた。

 2人の出会いは、森田健作さんの歌謡ショーだった。1年間に及ぶ巡業に泉さんが歌手として同行し、菊丸さんはそのステージの幕間に漫才などを披露していた。もともと菊丸さんは、週刊誌のグラビアで見た泉さんの美貌にときめいていた頃で、一緒に仕事ができると決まったときは「ワクワクドキドキ。幸せの絶頂」だった。

 一方、泉さんは菊丸さんのことを「最初はなんとも思っていなかった」というが、巡業が後半にさしかかった頃、菊丸さんが母・稲子さんと2人で暮らす家を訪れたことで急接近。菊丸さんは「母が彼女の顔をなでながら、かわいい、かわいいって。遊びに来るたびにごちそうを振る舞っていた」と語った。

 そんな稲子さんと泉さんは、90年代に“嫁姑戦争”で世間を騒がせた。当時を振り返り、菊丸さんは「お袋の味方もしたいけど、そうすると女房が怒るから……。優柔不断な男って俺のこと」と苦笑い。片や泉さんは、4年前に亡くなった稲子さんとの関係について「最後は仲良く過ごせました。(稲子さんは)根は意地悪な人ではない。どこの家庭にもあることで、普通のこと」と話した。

 50年の結婚生活の中で、乳がんを3回患った泉さん。菊丸さんは「『俺が身代わりになってもいい』と言いたい気持ちはあるけど、なかなか言えない。(泉さんの)明るさでがんなんて逃げていくだろう」とほほ笑んだ。泉さんは、2019年に3回目の乳がん治療をした際、入院から手術、退院までがわずか2泊3日だったといい、医学の進歩に驚いたと明かす。泉さんは「これからがんに立ち向かおうとする人たちの中には、怖いから検診を受けないという人もいるけど、どうぞ受けてください」とメッセージを送った。

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