俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」（総合、日曜午後8時ほか）最終回（第48回）「報いの時」が12月18日に放送された。同回では、第45回「八幡宮の階段」（11月27日放送）で、政子（小池栄子さん）の自害を阻止して以来、雑色のトウ（山本千尋さん）が登場。「承久の乱」のあと、自らが救った政子本人から、新しい役目を与えられる様子が描かれた。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　それは戦で親を亡くした子供たちに武芸を教えるというもので、トウ役の山本さんは、「やっと生きる希望が湧いて救われるような思いで気持ちよく鎌倉時代を駆け抜けることができたなと思います」と振り返っている。

　山本さんはトウについて、「オリジナルキャラクターでしたので、参考にできる歴史の資料もなく、自分が一体どういう人生で、どう終えていくのかと想像を楽しみながら現場にいたんですけれども、なんとなく自分で『きっと悲しい結末だろうな』みたいな予想はしていたんです」と明かす。

　実際に脚本の三谷幸喜さんから「実は、悲しい結末になる」という話を伺い、「『まぁそうだよな』と思っていたんです」という山本さん。「でも善児（梶原善さん）を討ったあと、三谷さんからご連絡をいただいて『トウは希望にしたい』と言っていただき、今こうやって13人の子供たちとまた新たな道を切り開けるということをすごくうれしく思います」と語った。