海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の芳根京子さんが主演を務める連続ドラマ「それってパクリじゃないですか?」(日本テレビ系、水曜午後10時)の第7話が5月24日に放送された。又坂(ともさかりえさん)が弁理士を目指したきっかけが明らかになり、視聴者の注目を集めた。
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奥乃桜子さんの小説「それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~」(集英社)が原作で、知的財産にまつわるバトルをテーマにしたオフィスドラマ。お人よしの新米社員・藤崎亜季(芳根さん)と、妥協ゼロのエリート上司・北脇雅美(重岡大毅さん)という“水と油コンビ”が知的財産を巡って奮闘する姿を描く。
第7話では、今宮食品という会社から月夜野ドリンクに、特許を2000万円で買わないかとオファーが来る。開発部長の高梨(常盤貴子さん)は、その技術が月夜野の商品「ぐるっとヨーグル」に使われていると指摘するが、北脇(重岡大毅さん)は特許を認められる要件を満たしていないので買う必要が無いと判断する。すると、販売店に「月夜野が特許を侵害している」というビラが配られ、会社に抗議の声が殺到。亜季と又坂は今宮食品の青汁の試飲会に潜入して様子を探ることになる。
特許を利用して違法スレスレの商売をする今宮食品に、いつになく感情的になる又坂。亜季と北脇がその理由を尋ねると、又坂は自身が弁理士を目指すきっかけとなった大学時代の出来事を明かした。
又坂は、大学時代の先輩・中野(板尾創路さん)という人物を挙げ、「中野さんは才能にあふれた天才肌で好きな研究にずっと没頭してた」と説明。あるとき、中野がずっと続けてきた研究に、太陽新社という会社が開発の援助を申し出てきた。やがて、その発明品は完成し特許として認められたが、権利者の名義は中野ではなく太陽新社になっていた。さらに、特許の発明者も別人の名前になっていたという。
又坂は「彼は自分の発明を奪われたの。さらには、彼が作っていた他の発明まで安く買いたたかれて、中野さんはショックから大学を去ってしまった」と回想。続けて、「私が弁理士を目指すようになったのは、このことがきっかけ。中野さんのような人を今度はちゃんと守りたいって思ったから」と打ち明けた。
SNSでは「又坂さんも誰かの汗と涙の結晶を守りたいって気持ちが始まりなんだ」「特許を食い物にする悪いやつらが許せないのね」「又坂さん、かっこいい」「又坂さんの過去切ない~」「北脇さんも又坂さんも誰かのためが動機なの良い」「熱い思いにグッときた」「又坂さん、めちゃくちゃいい人……やっぱり好きだな」といった声が上がっていた。
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