どうする家康：「全ては岡崎を救うため」“裏切り者”大岡弥四郎の覚悟　毎熊克哉「せりふにほとんどウソがないのが面白かった」

　松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」（総合、日曜午後8時ほか）第20回「岡崎クーデター」が5月28日に放送され、俳優の毎熊克哉さんが大岡弥四郎役で登場した。同回では、岡崎城奉行の弥四郎が武田と通じ、信康と瀬名を亡き者にしようとしたが、失敗に終わった。毎熊さんは、徳川を裏切った弥四郎の思いについて、「冒頭のシーンで『命に代えて岡崎を守りまする』というせりふがあるのですが、これが弥四郎の覚悟だと思います」と明かしている。

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　毎熊さんは「過酷な戦も、謀反を企てることも、命がけ」とし、「裏切り者の役ですが、せりふにほとんどウソがないのが面白かったです。全ては岡崎を救うため」と語った。
　企てが失敗し、捕らえられた弥四郎が、信康の前で思いのたけをぶつけるシーンも話題となった。

　毎熊さんは「演出の野口雄大さんと共有していたのは、弥四郎の行動を“私利私欲に走った裏切り“にしない、ということでした。弥四郎の言葉に心を動かされる人がいるかもしれない。作品は家康側の視点で描かれていくからこそ、正義とはなんぞや？と考えられるシーンになればいいなと思って臨みました」と振り返る。

　また毎熊さんは今回が初の大河ドラマで、「初めての大河ドラマはとてもドキドキしましたが、始まってみるとあっという間でした。欲を言えば、家康メンバーの皆様（家臣団）と楽しいやりとりがあるシーンをやってみたかったなと思いつつ（笑い）、僕が演じさせて いただいた大岡弥四郎が、少しでも作品の面白さに貢献できていれば幸いです」と思いを口にした。