あまちゃん:“太巻”古田新太が“春子”小泉今日子を「薄汚えシンデレラ」呼ばわり 「出ましたー!」と元ネタ知ってる視聴者歓喜

小泉今日子さん(左)と古田新太さん
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小泉今日子さん(左)と古田新太さん

 のんさんが主演を務めた、2013年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」の第105回が、NHK・BSプレミアムで8月2日に再放送された。太巻”こと荒巻太一(古田新太さん)がアキ(のんさん)のことを「“薄汚えシンデレラ”の娘」とディスる場面があり、元ネタを知っている視聴者から「出ましたー!」と歓喜の声が上がった。

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 同回では、クビが撤回されてGMTに再び合流したアキ。上京した春子(小泉今日子さん)は歌やダンスを指導するためレッスンルームに足繁く通うようになっていた。

 太巻は「最近は(娘の)天野(アキ)だけじゃなく、他のメンバーにも口出ししてるそうじゃないか」と春子の介入が気に入らない様子。

 マネジャーの水口(松田龍平さん)が「いやあ指導が適切なので助かってます」と好意的な意見を言うと、太巻は「助かってんじゃねえよ。そのうち面倒くさいこと言い出すぞ。取材に立ち会わせろだの、ステージ衣装作れだの」と危惧していることを伝える。

 すると、水口が「もう言われました」と告げた瞬間、アキらメンバーがカラフルな衣装を着て部屋に入ってきて、「社長見て! この衣装でアー写撮ることになったど」と報告する。

 太巻は「アハハ、似合う似合う。舞踏会に出られるよ」と作り笑いをしつつ、いまいましそうな表情を見せると、水口は「すみません」と5人分12万円の衣装代の請求書を太巻に差し出した。

 すると太巻は「あの、薄汚えシンデレラの娘!」と1万円札をたたきつけた。

 「薄汚えシンデレラ」は、小泉さんが主演を務め、1985年にTBS系で放送された大映テレビ制作のドラマ「少女に何が起ったか」に登場する決めぜりふ。刑事役の故・石立鉄男さんが小泉さん演じる主人公の少女を深夜0時に罵る言葉としてこのフレーズが使われていた。

 このネタに気づいた視聴者も多く、「出ましたーー」「出た!名言」「懐かしー」「このせりふが分かるのは40代後半から60代の人でしょう」「これはあの大映ドラマへのオマージュ。これも“伝説級”の作品」「キョンキョン2度目の薄汚えシンデレラ呼ばわり(笑い)」「当時も笑ったなそういえば。石立鉄男入ってる」「そりゃクドカンさんはドンピシャで見てただろうけどね~!」といった声が続々と上がった。

 また、同回では春子を北三陸に連れ戻すために駅長の大吉(杉本哲太さん)が上京したが、「そっか! 大吉さんのストライプスーツは『少女に何が起ったか』の石立鉄男さんオマージュだったのか!!」といった声や、本放送時の「2013年の今日(第105回)の放送が石立鉄男さんのお誕生日(7月31日)だと知ったときのクドカンのすごさに震えた」といったコメントもあった。

 ちなみにドラマ「少女に何が起ったか」は9月にCSのTBSチャンネル2で再放送予定。

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