じゃあ、あんたが作ってみろよ
【じゃあ、勝男が作ってみろよ】これで完璧!筑前煮の作り方
12月25日(木)放送分
俳優の鈴木亮平さん主演で10月から「日曜劇場」枠(TBS系、日曜午後9時)で放送される連続ドラマ「下剋上球児」。「最愛」(同局系、2021年)をはじめ、TBSの人気ドラマを送り出してきた新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督が手がける注目作だ。教師になる夢を捨てきれず32歳で大学に再入学し、高校教師になった南雲脩司(鈴木さん)が、あることをきっかけに、廃部寸前の野球部の顧問になり……という物語。鈴木さんと、南雲の同僚役を演じる黒木華さんに話を聞いた。
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ドラマは菊地高弘さんのノンフィクション「下剋上球児」(カンゼン)にインスピレーションを受けて企画され、登場する人物をはじめ、学校、団体名、あらすじもすべてフィクションとして制作される。脚本は「最愛」の奥寺佐渡子さんが担当する。
日曜劇場で主演を務めるのは「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年)以来2年ぶり2度目となる鈴木さん。今作では、赴任3年目の社会科教員・南雲を演じる。黒木さんは、南雲とともに野球部の顧問を務める野球大好き教師の山住香南子を演じる。
今作の台本を読んだ感想について、「“熱いスポーツドラマ”とは良い意味で印象が違うな」と感じたという鈴木さん。「あくまでも普通の子たちが甲子園にたどりつけるように頑張る人間ドラマ。“見たことがないスポーツもの”と思ったので、そこが一番推したいところ」と話す。
黒木さんも同意見といい、「スポーツに一生懸命になっている姿はすごくほほ笑ましいですし、野球が好きな方にも馴染みのない方にも、いろんな角度から愛してもらえるドラマになるんじゃないかな」と話す。
南雲は、大学まで野球一筋でやってきたが、けがをきっかけに引退。スポーツトレーナーとして働いていたが、教師になる夢を捨てきれず32歳で大学に再入学し、高校教師になる。その後、あることをきっかけに、廃部寸前の野球部の顧問になる……という役どころ。歴史好きだという鈴木さんは、教師役を演じるにあたり、自分だったらどのように授業をするのか考えて撮影現場に向かったという。
一方、黒木さん演じる山住は、家庭科教諭。大の野球好きで、選手の情報をストーカー並みに調べ上げるデータ気質の持ち主。これまでも教師役が多かったという黒木さんは、「今回は家庭科の先生なので、どこか柔らかい雰囲気を出せたらと意識しつつ、野球が大好きで突っ走ってしまうことも多いので、その猪突猛進なところもミックスして演じています」と話す。
高校のときに2年間、甲子園球場でのアルバイト経験を持つ鈴木さん。「夏になると試合に負けて泣く子たちを見てきましたが、そのときはただ『泣いてるな』という感じだった。でも、今だったら『どれだけの思いをここにかけてきたんだろう』と想像できるので、今回ドラマを通して一緒に体験できるのが楽しみです」と話す。
また、今作の「本当の主演は生徒たち」といい、「オーディションを経て選ばれた彼らは、結束がすごい。その子たちに存分にお芝居してもらえる環境を僕たちがどうやって作っていくかが今回のテーマ」と語った。
黒木さんも、「生徒たちをぜひ見てほしいです。実際に甲子園に出場された方や、これまでお芝居に触れてこなかった方もいたりと幅が広い。そしてなにより、生徒たちのキャラクターが魅力的なんです」と話していた。
最後に、視聴者に向けて、鈴木さんは「『根性と気合と熱さで勝っていく』という“スポ根ドラマ”とは違うスポーツの楽しみ方、感動があるんだというのを楽しみにしていただければ」と呼びかけた。
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