良いこと悪いこと
第9話 犯人、だーれだ?
12月13日(土)放送分
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)で、本多忠勝(山田裕貴さん)の娘・稲を演じる鳴海唯さん。9月17日放送の第35回「欲望の怪物」で初登場し、大河デビューを飾った。稲は、“教育係”の於愛(広瀬アリスさん)に団子を盗み食いしているところを見つかり逃げ回るような、手のかかる“やんちゃな姫”といった印象だが、鳴海さん自身はどんな俳優なのか。その魅力に迫ってみた。
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鳴海さんは1998年5月16日生まれ、兵庫県出身の25歳。2018年に俳優として活動を開始し、翌年のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」では、主人公・奥原なつ(広瀬すずさん)が育てられた柴田家の次女・明美を演じ、話題となった。
求人情報サイト「レバテック」をはじめ、Nintendo Switch「超探偵事件簿 レインコード」「クラレ」「JCBカード」「若築建設」のCMに出演。今年8月には、初の写真集「Sugarless」(玄光社)を発売したことも記憶に新しい。
写真集では、水着やランジェリーショットに初挑戦している鳴海さんだが、それ以上に目を引いたのが、鳴海さんの愛らしさとちゃめっ気だ。
素の笑顔に加え、おどけたり、おちゃらけた様子も写し出されていて、発売に合わせたインタビューでは、鳴海さん自身も「やっぱり自分は“ふさけたい人間なんだな”と思いました(笑い)。分かっていたつもりなのですが、ふざけないと生きていけないっていうくらい、根底には“近くにいる人を笑わせたい、楽しませたい”っていう気持ちがあるんだなってことを、(完成した写真集を)見ていて改めて思ったというか」と話していた。
性格はある種、コメディー向きというか、おてんばな稲のキャラクターとも合致しそうだが、一方で、抜群の透明感、凛とした美しさ、意志の強そうな大きな瞳にやどる“目ヂカラ”も彼女の魅力。「忠勝の娘」としての説得力は十分だ。
余談ではあるが、2021年6月に横浜スタジアム(横浜市中区)で行われたプロ野球の始球式では、ボールを忘れてマウンドに上がるという“天然ぶり”で注目を集めたこともある鳴海さん。人を笑顔にさせる“何か”を持ち合わせていることは間違いない。
そんな鳴海さんが、俳優デビューから持ち続けているのが、「より多くの人を楽しませたいという気持ち」。今回の「どうする家康」の稲役を足がかりにさらなる飛躍を遂げるのか。まずは稲の“輿入れ”についてが描かれる、9月24日放送の36回「於愛日記」での演技は見逃せない。
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