緊急取調室 (2025)
最終話 蒼い銃弾
12月18日(木)放送分
10月9日にスタートするフジテレビ系“月9”ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(月曜午後9時)。中谷美紀さん、二宮和也さんと共にトリプル主演を務める大沢たかおさんが、役作りや“自身のルーツ”という月9への思いを語った。
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ドラマは、クリスマスイブの1日の出来事を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語。横浜の埠頭(ふとう)で起きた銃殺事件の容疑をかけられた記憶喪失の勝呂寺誠司(すぐろじ・せいじ、二宮さん)、横浜・関内で三代続く老舗レストランでクリスマスディナーの準備に追われている孤高のシェフ・立葵時生(たちあおい・ときお、大沢さん)、銃殺事件の現場に直行したローカルテレビ局「テレビ横浜」の報道キャスター・倉内桔梗(くらうち・ききょう、中谷さん)、それぞれ別の人生を歩む3人の男女の物語が並行して進み、最後に運命の交錯を果たす。
大沢さんは「自分が見たことのない企画でワクワクしました。二宮さん、中谷さんというそれぞれ輝いている人たちとタッグを組んで、月9という歴史のある枠で、いろんな層に向けて発信できる作品。新しい企画だと思って、ぜひ参加させてほしいと思いました」とオファーを快諾した理由を明かした。
演じる時生は、慎重で頑固な孤高のシェフ。横浜で愛される3代続く老舗レストランを営んでいる。普段はあまり料理をしないという大沢さんは、作品に入る前に役作りに励んだ。
「知り合いの洋食屋さんに何度も聞きに行きました。本当は弟子入りしたかったのですが、『秘密や秘伝もあるので』と断られてしまいました(笑い)。それでも、お客さんにウソがないように、自分の手が映る限りは料理をやりたいと思って」と腕を磨き、今ではみじん切りもお手の物になった。
作品の結末は「この先の人生が分からないように、知らない方が面白い」と自分に言い聞かせ、次に何が起きるかは、把握しないで現場に入っている。
「新しいことに挑戦して、見たことのない大沢たかおを見せたいと思っています。みなさんが思っているイメージを破壊したいです。そうじゃないと面白くないので」
大沢さんが、ドラマデビューを果たしたのが1994年に放送された月9ドラマ「君といた夏」だった。
「初めての場所って一生忘れないものですよね。初日の緊張感、みなさんが話しかけてくれたこと、監督やプロデューサーさんも笑顔で優しくて、良い経験ができたから仕事を続けようと思うことができました」と当時を振り返る。
「何十年も経過して、おじさんになりました。がっかりさせてはいけませんし、30年前とは違う輝き方をしないといけないと思っています。緊張感だったり、武者震いのようなものを感じています」
久々に出演する月9に“緊張”を感じているという大沢さんだが、毎日の生活にも影響が及んでいるという。
「朝5時くらいに起きてしまうんです。だから夕方頃には疲れてしまうんですよね(笑い)。本当は寝たいんですけど、興奮してしまって」
「こんなにも面白い作品なのに、自分のせいでうまくいかなかったら申し訳ないな、とか。そんなことを思わせてくれるんです。台本もセットも素晴らしいですし、二宮さんや中谷さんのブロックもすごく頑張るでしょうから、自分がこけたら会わす顔がないな、と。そうしたら5時に起きてしまって、寝られないんですよね」
「全てはこの作品がうまくいってほしくて。今はそればっかり考えています。とにかくみなさんを驚かせたい一心です。意識が高く、妥協のないチーム。充実した時間を過ごさせてもらっています」
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