冨樫義博さんの人気マンガ「幽☆遊☆白書」が原作の実写ドラマの追加キャストが発表され、俳優の滝藤賢一さんと綾野剛さんが、人気キャラクターの戸愚呂兄弟を演じることが分かった。戸愚呂兄弟は、主人公・浦飯幽助（北村匠海さん）らの前に立ちはだかる強敵で、滝藤さんが戸愚呂兄弟の兄、綾野さんが弟をそれぞれ演じる。ティーザー予告がYouTubeで公開され、巨体の戸愚呂の弟が、肩に兄を乗せて登場した。

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　白石聖さんが幽助の幼なじみの雪村螢子、古川琴音さんが不慮の事故に遭った幽助を死後、霊界へ導く案内人・ぼたん、見上愛さんが生き別れた兄を探す妖怪氷女・雪菜をそれぞれ演じることも発表された。清水尋也さんが戸愚呂兄弟と共に幽助たちの行く手を阻む支配者級の妖怪・鴉役、町田啓太さんが霊界探偵となった幽助に指令を与えるエンマ大王の息子・コエンマ役、梶芽衣子さんが幽助と桑原和真（上杉柊平さん）の師範となる幻海役、稲垣吾郎さんが戸愚呂兄弟を雇い裏社会を牛耳る謎多き人物・左京役として出演する。

　ティザーアートも公開され、幽助、蔵馬（志尊淳さん）、飛影（本郷奏多さん）、桑原の4人と、戸愚呂兄弟、左京との対立が表現されている。

　実写ドラマは、Netflixが企画・製作し、映画「君の膵臓（すいぞう）をたべたい」などで知られる月川翔さんが監督を務める。日本人として米アカデミー科学技術賞を受賞した坂口亮さんがVFXスーパーバイザーとして参加する。数々のハリウッド作品を手掛けてきたスキャンラインVFXなど、カナダ、オーストラリア、韓国といった世界の最先端CG・VFX技術を結集した製作チームを同作のために編成した。Netflixで12月14日に世界配信される。

　「幽☆遊☆白書」は「週刊少年ジャンプ」（集英社）で1990～94年に連載された人気マンガ。死んでしまったが、霊界探偵としてよみがえった浦飯幽助が、人間界と霊界の平和を守るため、仲間と共に妖怪と戦う姿が描かれた。テレビアニメが1992～95年に放送された。舞台化されたことも話題となった。