ライオンの隠れ家
最終話 僕たちの新しい始まり
12月20日(金)放送分
趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)の第17週「ほんまに離れとうない」(第77~81回)が1月22~26日に放送された。同週の放送をSNSで盛り上がったコメントなどで振り返る。
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「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などの名曲を歌った戦後の大スター、笠置シヅ子(1914~85年)が主人公のモデルとなる。激動の時代、ひたむきに歌と踊りに向き合い続けた歌手の波瀾(はらん)万丈の物語。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描く。
第77回は、トミ(小雪さん)から伝言があると、社長秘書室長の矢崎(三浦誠己さん)が、スズ子(趣里さん)と愛助(水上恒司さん)のもとにやってくる。その内容は、そろそろ2人が結婚してはどうかというものだった。ただし、スズ子が歌手をやめることが条件だという。2人を応援したい坂口(黒田有さん)は、トミを説得しに大阪へと向かう。一方、歌手をやめろと言われたとスズ子から聞いた羽鳥善一(草なぎ剛さん)は、とても動揺する。
羽鳥は「何言ってるの? ダメだよ? ダメダメ!」と声を裏返して取り乱し、「君が歌手をやめるなんて、僕が音楽をやめるようなもんだよ。そしたら僕はどうなってしまうのさ! 絶対アカンて!」と早口でまくしたて大反対する。スズ子が「ワテかてやめたあらしまへんけど、それが愛助さんと一緒になる条件いうことで」と返すと、羽鳥は「せやからそんな条件のんだらアカンて!」と関西弁で反論。そんな羽鳥を、妻の麻里(市川実和子さん)がなだめるが、「福来スズ子が歌手をやめようって言うんだから、こりゃ一大事だ!」と声を荒らげた。
羽鳥が関西弁で取り乱す姿に、SNSでは「子供のように駄々をこねる羽鳥善一さんが可愛いことこの上なし」「どっから声出してんねんw」「声裏返ったり慌てたり、取り乱し方がうますぎる」といった声が上がった。
第78回は、スズ子は、愛助と結婚するために、歌手をやめようかと考える。一方、愛助は、スズ子が歌手を続けられるように、自分が村山興業をやめると言い出す。2人の話を聞いた坂口は、まずは落ちついて考えるようにと伝える。スズ子は、愛助との結婚を取るか、歌手としての生き方を取るか、自問自答の日々を送る。ある日、羽鳥善一が、スズ子の家に突然やってくる。
愛助も帰宅し、2人はスズ子への熱い思いを語り、すっかり意気投合。その後、山下と坂口もスズ子の家にやって来る。山下は、愛助がトミと直接話したほうがよいのでは、と提案した。愛助は「ほな、僕は明日にでも大阪行って……」と話している途中で、激しくせき込み喀血(かっけつ)。ショックを受けたスズ子が気を失う。
SNSでは「ここで喀血……絶句」「本当につらい」「奈落に突き落とされた気持ちになってしまうね」「一気にドン底に」「愛助ママへの突破口が見えた瞬間に……」といった声が上がった。
第79回は、愛助は再び喀血し、すぐに病院へ運ばれる。医者からは当分の間入院し、安静にするようにと伝えられる。愛助のそばについて看病をするスズ子に、羽鳥善一は何か力になれることがあるなら何でもすると伝える。翌日、愛助が再び入院したと知らされたトミは病室に駆けつけ、愛助を大阪に連れて帰ると言い出す。
愛助は、かつて結核で倒れた際にスズ子が献身的に看病してくれたと話すが、トミは「そやからワテはあんたらを信用したんや。せやけど……それはワテの間違いでしたわ」とスズ子に冷たい視線を送った。愛助は大阪には帰らないと反論するが、トミは「こんなとこおったら死んでまうわ!」と声を荒らげた。
トミのかたくなな態度に、視聴者から賛否の声が上がった。SNSでは「親だもん。トミさんも痛いほど心配なのよ」「お母ちゃんのいちいちごもっともな理屈」など、母としてのトミの姿に共感したという声が上がる一方、「トミさん息子可愛さのあまり全方面に対して失礼」「病気の再発を責任として押し付けて連れ帰ろうってそれは乱暴よお母ちゃん」と批判する声も見られた。
第80回は、病状が落ち着いた愛助とスズ子は、2人きりで箱根に旅行に出かける。そこで、将来の家族のこと、夢のことなどを語り合う。愛助が大阪に戻り、スズ子が仕事を再開しようとした矢先、スズ子が妊娠したことが判明する。スズ子はさっそく愛助に手紙を書いてそのことを知らせる。
山下と坂口は、トミにはまだ伝えるときではないと言うが、愛助がトミに話をしてしまう。トミは「なんやて?」と顔色を変えて激怒。スズ子は愛助と結婚してから子供もを産みたい思いを明かした。
結婚が許されていない中での妊娠、周囲の厳しい反応に、SNSでは「初めての妊娠なのに周りの反応があんなではつらいだろうな」「手放しで喜ぶ人がいないことの悲しさ」「誰か頼ってほしいって心配しちゃう」「周囲は祝福よりまず困惑。スズ子にとっては大好きな人との子どもなのに」などスズ子を心配する声が上がった。
第81回は、山下は大阪へ向かい、トミと話をする。山下は、スズ子や愛助の覚悟を必死に語り、なんとか2人の結婚を認めてくれないかと食い下がるが……。大阪の療養所にいる愛助は、必ず結婚を認めさせ、子供の父親になるから信頼して待つようにスズ子に伝えてほしいと、山下に言づてする。一方、スズ子は、羽鳥と麻里に、今後の仕事のことを相談しに行く。
妊娠を聞いた羽鳥は「そりゃめでたい!」と祝福し、麻里も「冷やしちゃ駄目よ」とスズ子を気遣った。舞台「ジャズカルメン」への出演が決まっていたスズ子に、羽鳥が「これはこれで面白くなるかもしれないねえ」と言い出し、麻里は「あなた何バカなこと言ってるの? 身重の体で歌ったり踊ったりできるわけないじゃない」と指摘。羽鳥は慌てるが、スズ子は妊娠中でも「ジャズカルメン」を絶対にやりたいと訴える。
羽鳥がスズ子のおなかを見ながら「そんなにおなかも大きくないし、何だかできるような気がするんだけどねえ」と言うと、麻里は「あなたはもう口を開かないで」とあきれたように返し、自身が子供を産んだ病院を紹介すると言い、「何かあったらすぐ私に相談して」と心強い言葉をかけた。
無邪気な発言を繰り返す羽鳥に、SNSでは「言い方あ!」「羽鳥先生ほんとに音楽のことしか頭にない」などと反応。一方、「麻里さん めっちゃ頼りになるわ。すてき」といった声も寄せられた。
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