瀬戸康史:「くるり~誰が私と恋をした?~」 生見愛瑠の自称“元カレ”役は「さらっと」がテーマ 胸キュンシーンは「力まず狙わず」

ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」に出演する俳優の瀬戸康史さん(C)TBS
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ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」に出演する俳優の瀬戸康史さん(C)TBS

 生見愛瑠(ぬくみ・める)さんが主演を務める火曜ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」(TBS系、火曜午後10時)。生見さん演じる事故で記憶喪失となったヒロイン・緒方まことが恋の四角関係を繰り広げながら、“本当の自分らしさ”と“恋の相手”を探すラブコメミステリー。瀬戸康史さんは、まことの“元カレ”を名乗る西公太郎を演じる。「“火曜ドラマ”枠というのもありますし、キュンキュンさせたいなと思います。ただ、今回は“さらっと”というのがテーマかな」と語る瀬戸さんに話を聞いた。

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 ◇ラブコメ+ミステリー要素 「いろいろな意味でドキドキする」

 ドラマは、「ダメな私に恋してください」(2016年)、「初めて恋をした日に読む話」(2019年)など、同枠のドラマを数々手掛けてきた吉澤智子さんのオリジナル。

 第1話では、緒方まことが記憶喪失になってしまい、自分にまつわるすべての記憶を失った。手元には、キレイにラッピングされたジュエリーケースがあり、中には男性用の指輪が納められていたが、まことは誰に贈ろうとしていたかを思い出すことができない。そんな中、同僚で唯一の男友達と語る朝日結生(神尾楓珠さん)や、フラワーショップの店主で元カレを名乗る西公太郎(瀬戸さん)が次々と現れ……と展開した。

 第1話が放送されると、SNSでは「ラブコメだけではなくて、ミステリー要素がある感じが良い」といった声が上がった。瀬戸さんも、「ラブコメ要素にミステリーが加えられ、いろいろな意味でドキドキすると思いました」と脚本を読んだときを振り返る。「オリジナル作品なので、まだ僕たち自身もどうなっていくか全くわかっていないんですよ。なので次の台本が来ないかな、とわくわくしますね」と話す。

 瀬戸さん演じる公太郎は、フラワーショップの店主。思ったことを思ったままに言うストレートな性格だが、記憶を失くしたまことを見守る優しい一面もある。まことが記憶を失う前に2人は円満に別れたが……という役どころ。さらっといろいろなことをこなすところが瀬戸さん自身にも共通する部分だという。

 これまでにたくさんの視聴者をときめかせてきた“火曜ドラマ”ということもあり、「キュンキュンさせたい」という気持ちがあると話す瀬戸さん。「でも、公太郎は『キュンキュンさせてやろう』みたいな嫌らしい気持ちみたいなものは、あんまりよくないというか……“さらっと”というのがテーマ。胸キュンシーンも、力まず狙わずやれたらなと心がけています」と明かす。

 ◇撮影現場の生見愛瑠は「いつもフラット」 「彼女の明るさでプラスのエネルギーに」

 まことを演じる生見さんの印象について、瀬戸さんは「明るい方。それだけではなくて、連日撮影していてセリフ量もすごいのに、疲れている様子もなくて、いつもフラットにいてくださる。現場の士気もすごく上がるし、彼女の明るさでプラスのエネルギーにあふれている感じがしていて、すごいなと思います」と語る。

 同局の大型特別番組「オールスター感謝祭 2024春」(4月6日放送)に出演した際には、生見さんにツッコミを入れたことがあった。

 「(出演している間)番組のテーマ曲をずっと聴いているので、生見さんに『明日も(耳に)残っちゃいそうだね』と話したんです。そしたら、生見さんが『それ、ノロウイルスですね』と言って……。『ノイローゼのこと?』と言ったら、『あ、そうですそうです!』と。ちょっと抜けた部分があるので(笑い)、そこをツッコんだりしました」

 そんなふうに共演者にツッコミを入れて、共演者との距離を縮めているという瀬戸さん。役者業は“毎日違う”部分に面白さを感じているといい、「他の仕事をしたことがないので比べようがないんですけど、毎日違うところに行って、毎作品違う役者さん、スタッフさんと仕事できるって、こんな刺激的なことはないと思う。もちろん緊張はしますけど、そういう刺激が毎日あるから生き生きとしていられる」と話す。

 今後は、さまざまな“表現”を続けていきたいと考えている。「表現って、いっぱいある。演じることもそうだし、声だけのナレーションもあるし、僕は絵も描く。自分が興味を持った表現は続けていきたいし、探していきたい」と語っていた。

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