虎に翼:久保田先輩が“客寄せパンダ”に? 傍聴席、判事からも笑い声 法廷デビューは異様な雰囲気

NHK連続テレビ小説「虎に翼」で小林涼子さんが演じる久保田聡子(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」で小林涼子さんが演じる久保田聡子(C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第33回が、5月15日に放送された。久保田(小林涼子さん)が女性弁護士として初めて法廷に立ったものの、周囲の反応に視聴者から複雑な声が上がった。

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 第33回では、晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤さん)。「女の幸せより大事なものか」という稲(田中真弓さん)の言葉が頭を離れない。

 そんな中、寅子と同時に合格した久保田が、“婦人弁護士”として初めて法廷に立つと聞き、轟(戸塚純貴さん)とよね(土居志央梨さん)と共に見学に向かった寅子は、その帰り道で花岡(岩田剛典さん)と出くわす……と展開した。

 法廷のシーンでは、久保田が被告に厳しく問い詰めるも、判事からは笑い声が上がる。被告が久保田の問いかけに応じると、傍聴席からも笑い声が上がるなど、異様な雰囲気になった。

 閉廷後、見学したよねは「判事のやつらいちいちニヤニヤしやがって」といらだちを隠せない様子。轟も「若い久保田先輩が、代議士先生を呼び捨てにするのが面白いんだろ」と不満げな表情だった。

 記者の竹中(高橋努さん)も「あんたらもさすがに感じてんだろ? 世の中の流れに自分らが利用されてるって。男どもは徴兵されて、どんどん戦争に行く。社会機能を維持していくためには、女性がさまざまな役割を担わなければならなくなる。挙国一致の総動員体制。お国のために輝かしく法廷デビューしたご婦人弁護士様。ハハハハハ」と寅子たちにぼやき、法廷を後にした。

 久保田は結婚して妊娠していることが判明。所属する事務所の錦田弁護士(磯部勉さん)は「事務所一丸となり、今後も弁護士としての、そしてよき妻であり、母としての久保田君を支えていく所存であります。ハハハハハハ!」と鼻高々だった。

 視聴者からは、「妊娠中で法廷に立ち、見世物パンダ状態の久保田先輩のメンタルも心配してしまう」「久保田先輩はある意味“客寄せパンダ”なんだろうな」「久保田先輩がご結婚・ご懐妊、はめでたいけど何もかもが国家の思惑に巻き取られていくのがなんとも」「久保田先輩が話すたびに笑う男たちに本当腹が立った」とさまざまな感想が書き込まれた。

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