謎解きはディナーのあとで:“毒舌執事”櫻井翔と“令嬢刑事”北川景子のミステリー 13年前のドラマが6月24日から再放送

北川景子さん
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北川景子さん

 東川篤哉さんのミステリー小説(小学館)を櫻井翔さん主演、北川景子さんも出演してドラマ化し、2011年10月期にフジテレビ系で放送された「謎解きはディナーのあとで」が、同局の平日午後1時50分~3時45分の再放送枠「ハッピーアワー」で6月24日から放送を開始する(関東ローカル、FODで配信)。ここでは24日放送の第1話を紹介する。

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 ドラマは、主人公の毒舌執事の影山(櫻井さん)は、大財閥「宝生グループ」社長の一人娘、麗子(北川さん)の執事兼運転手。正体を隠し、国立署の新米刑事として勤務する麗子は、難解な事件にぶち当たるたびに大豪邸でくつろぎながら事件の一部始終をディナーのサーブをする影山に語って聞かせる。影山は“お嬢様”麗子の推理力のなさを「失礼ながらお嬢様……お嬢様の目は節穴でございますか?」などと暴言スレスレの毒舌で指摘しながら、スラスラと謎を解き、事件の真相に迫る……。同作は、2012年3月と2013年8月にスペシャルドラマを放送。2013年8月には映画化もされた。

 ◇第1話「名探偵登場!…殺人現場では、靴をお脱ぎください!?」(6月24日午後1時50分~2時48分)

 俳優の伊東四朗さんらがゲスト出演した2011年10月18日初放送の第1話「名探偵登場!…殺人現場では、靴をお脱ぎください!?」。出演は、櫻井さん、北川さん、野間口徹さん、中村靖日さん、岡本杏理さん、田中こなつさん、椎名桔平さん、伊東さんら。脚本は黒岩勉さん。

 物語は……宝生家に影山(櫻井さん)がやってきた。影山は長年、一人娘・麗子(北川さん)に仕えた唐沢(伊東さん)の後任の執事だった。

 そのころ麗子は事件現場にいた。麗子の上司、風祭京一郎警部(椎名さん)は現場に高級車で乗りつける目立ちたがり屋。麗子と違い、自分が風祭モータースの御曹司であることを隠さず、むしろ金持ちであることをひけらかしていた。そんな風祭も麗子の素性は知らなかった。

 事件の被害者は派遣社員の吉本瞳(木南晴夏さん)。コーポの自室で首を絞められて殺害されたようだが、被害者はブーツを履いたまま、部屋の中で殺されていた。違和感を覚えた麗子に先んじるように、風祭は同じ疑問をとうとうと述べ始める。容疑者像まで一気にまくしたてる風祭だが、その推理は小学生でも話せるような稚拙なものだった。麗子が別の見解を述べると、すぐに風祭は乗っかり、あたかも自分が考えたことのように話をつなぐ。麗子は、そんな厚顔無恥な風祭がウザくて仕方がなかった。

 捜査を終えて、風祭と別れた麗子はいら立ちを石ころに込めて蹴ると、その石が高級リムジンに当たってしまう。すると降りてきた男は「お嬢様」と麗子に頭を下げた。男は執事の影山で、麗子を迎えに来たのだった。

 どんなに優秀な執事でも、令嬢である麗子にとっては当たり前の存在である……はずだった。それは、突然ディナーのときに起きた。昼間に起きた事件のあらましを誰とはなしに話す麗子。それを聞いた影山が突然、「失礼ですがお嬢様。お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」と言い出し……。

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