虎に翼:寅子と航一の「永遠を誓わない、だらしがない愛」の始まり ぎこちないキスシーンに「中学生かよ」「身長差たまらん!」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」第95回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」第95回の一場面 (C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第95回が、8月9日に放送され、寅子(伊藤さん)と航一(岡田将生さん)のぎこちないキスシーンが話題となった。

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 第95回では、ある雨の夜。列車が止まっていて帰りが遅くなった寅子は、いつもの本庁の部屋で航一と二人きりに。そこで寅子は「少し話しても」と切り出すと、「私は、今も優三さんを愛している。これからもずっと愛し続けたい。だから、彼以外に誰かを愛してはダメなんです。航一さんのことは大切に思っています。でも、キチンと気持ちに線を引きたいんです。突然ぶしつけに申し訳ありません」と、航一に今の正直な気持ちを伝える。

 一方で、航一は「取り返しのつかないことをして照子を失ってから、全てに蓋(ふた)をして生きてきました。今は余生だと、子供が巣立てば、あとは寿命が尽きるの待つだけだと。でも、あなたといるとつい蓋が外れてしまう。全てあきらめたはずが、ついにあなたのように人に踏み込んでしまう。驚くことにそんな自分が嫌いじゃない。それだけで、あなたと出会えてよかった。それだけで十分です。いい年して、僕たちは生真面目がすぎますが、それすらも悪くないです」とおだやかに考えを明かした。

 やがて雨がやみ、二人は帰り支度。共に部屋を後にしようと廊下に出たところで、寅子は転倒しかけて大慌て。そんな寅子に、雨の日はこの廊下は滑りやすいと教えた航一の方が、すってんころりんと転んでしまう。

 寅子は航一の手を取り起き上がらせるも、お互いその手を放すことができず、しばし沈黙。

 先に口を開いたのは寅子で「私にとってずっと恋や愛は二の次、三の次でした。優三さんだけを愛していたいのに、そうするって決めたのに、航一さんにどうしようもなく会いたくなったり、話したくなったり、航一さんに胸が高鳴ってしまったりする、この……強烈なこれは何なんでしょうか。今、いろいろなことを話したいと思うのは航一さん。ドキドキしてしまうのは航一さん。一緒にいたいのは航一さんで、何で私の気持ちは、なりたい私とどんどんかけ離れていってしまうんでしょうか」と目に涙を浮かべて航一に語りかける。

 航一は航一で「僕は、優三さんの代わりになるつもりはありません。あなたを照子の代わりにもしない。お互いにずっと彼らを愛し続けていい。数カ月後、来年は分からないけれど、いまドキドキする気持ちを大事にしたって罰は当たらないんじゃないですか? 永遠の愛を誓う必要なんてないんですから。なりたい自分とかけ離れた、不真面目でだらしがない愛だとしても、僕は佐田さんと線からはみ出て、蓋を外して、溝を埋めたい」と寅子に思いを告白する。

 寅子は、航一が提案した「永遠を誓わない、だらしがない愛」について、「なるほど。私たちが欲する最適なものかと」と承諾。そして二人は、笑みを浮かべ合いながら、ぎこちなく抱き合うと、さらには、身長差を埋めるようにおずおずと目線の高さを合わせてきた航一のキスを寅子も素直に受け入れ……。

 SNSでは「なにやってんのぉぉぉあ」「ちょっw不器用すぎw」「中学生の恋愛か」「中学生やないんやから」「中学生かよ」などと視聴者は反応。「右かな?左かな?の焦らしよ……めちゃくちゃすてきやん…くっそ朝からけしからんぞ!(いいぞもっとやれ!)」「朝から最高でした。身長差たまらーん!」といったコメントも寄せられている。

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