尾碕真花:“節目の年”に髪バッサリ「覚悟のショートヘアです」 朝ドラ「虎に翼」出演で見えてきたもの

NHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演中の尾碕真花さん
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演中の尾碕真花さん

 伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、航一(岡田将生さん)の長女・星のどかを演じ、話題となっている尾碕真花さん。スーパー戦隊シリーズ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(2019~20年)のヒロイン役などで知られる尾碕さんだが、今年に入ってから髪をショートにし、「虎に翼」でもイメージチェンジした姿を披露している。今回の役柄と相まって、以前と比べてずいぶんと大人っぽい印象を与えている尾碕さんに、髪を短くした理由などを語ってもらった。

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 ◇今年は“年女”で、オスカー所属からちょうど干支が一周

 尾碕さんは2000年12月2日生まれ、高知県出身。2012年、現在も所属する「オスカープロモーション」が開催した「第13回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入りを果たした。

 辰(たつ)年となる今年、尾碕さんは“年女”。またオスカー所属からちょうど干支が一周したということで、「節目の年」との思いがあったといい、2月に「心機一転」髪を短くした。

 「元々、私はこのくらいのショートヘアで事務所に入ったので『一回(初心に)戻る』というのと、『印象をガラッと変えたい』という思いも込めて、バッサリと切りました。だから“覚悟のショートヘア”という感じです。役作りとかではなくって、“心機一転”です」

 そんな尾碕さんが一躍注目を集めたのが、ヒロインのアスナ(リュウソウピンク)役で出演した「騎士竜戦隊リュウソウジャー」。ドラマスタート時はちょうど高校を卒業した頃で、当時と比べると、現在の尾碕さんからは、見た目も声のトーンもグッと大人っぽくなった印象を受ける。

 「今も楽しいという気持ちが一番で、ベースにはあるのですが、“ただ楽しいだけ”ではダメなんじゃないなのかなって思いもあって。年も重ねましたし、現場に行けば、『虎に翼』の優未ちゃん(毎田暖乃さん)のような年下の方もいて、支えられてばかりじゃいられないよなって。特に『虎に翼』では、伊藤さんの姿を見て『こういう存在になりたい』と思えましたし、自然とそのような理想に近づけるよう、少しずつでも成長できていたらうれしいです」

 改めて「高校卒業と同時に始まって、これまでで一番の大きな転機は“そこ”」という戦隊時代も振り返ってもらった。

 「今、私のことを好きでいてくれるファンの多くに、『戦隊を見て、アスナが好きで』って方もいらっしゃると思うんです。それくらい私にとっての大きな軸、一生一緒というか、ずっと共にする作品であり、役だと思っています」

 ◇ずっとお芝居を続けていければいいなと…

 今回の「虎に翼」は尾碕さんにとって初の朝ドラとなったが、「自分のお芝居への向き合い方がちょっと固まってきたのかなと感じています」とある種の“変化”も実感する。

 「過去にも戦隊をやったり、せりふ量の多い会話劇をやったりして、発見、気づきはあったのですが、今回の『虎に翼』に関しては、皆さんにお見せできる部分とはまた別に、この先も経験を積み上げていく中で、向き合い方が見えた、固まってきたという印象があります。今まではとにかく練習して、8割くらいまで仕上げていかないと自分自身が不安だったのですが、今は自分の中である程度、道筋さえ見えていれば、あとは現場で言葉を発さないと自分の感情がどう動くか分からないよなって。割り切って考えられるようになりました」

 今後に目を向けると、「大きなところでは、ずっとお芝居を続けていければいいなと思いますし、『この役をお願いします』というオファーが途切れないことが役者としてベスト」とも語る尾碕さん。

 「そういう形を目指していきたいですし、『尾碕真花さんじゃないと』と言ってもらえるように、とにかく今は、いただける役を全力で成し遂げることを最優先に頑張っていけたらと思います」

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