TBS:「より長く多くの人に愛されるコンテンツ」を強化 「ジョンソン」が1年で終了 中居正広&東野幸治&ヒロミの「THE MC3」がスタート

TBSの社屋
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 TBSは9月5日、10月期の改編説明会を本社(東京都港区)で開催。改編のテーマとして、「4歳から59歳の個人視聴率」を指す新指標「LTV4-59」を掲げ、より多くの年齢層に愛されるTBSを目指すとした。コンテンツ戦略部長の三島圭太さんは「社外の方からも『TBS調子いいよねと言っていただくことが体感として増え、そういうイメージが広がっているのはすごくありがたいこと。それを、より推進していくための改編」と説明した。

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 三島さんは、公開中の映画「ラストマイル」(塚原あゆ子監督)を例に挙げ、「もともとは2018年の『アンナチュラル』、2020年の『MIU404』、そこからの世界線からつながっていった映画でございます。2018年から6年たった今でも愛され続けていて、配信のプラットフォームではいまだに上位にいる」とコメント。このような「より長く愛されるコンテンツ」「より多くの人に愛されるコンテンツ」を強化していくという。

 月曜午後9時は、昨年10月にスタートした「ジョンソン」を終了し、中居正広さん、東野幸治さん、ヒロミさんの3人がMCを務め、今をときめくゲストの新たな顔を引き出し、深掘りするバラエティー番組「THE MC3」を放送。

 「ジョンソン」終了について、企画プロデュース室長の畠山渉さんは「人気芸人の皆様にお集まりいただき、制作スタッフもいろんな形を試行錯誤しながら挑戦してまいりましたが、思うような成果が出せず終了という判断をさせていただきました」と説明。「今後、若手を中心とした制作スタッフ含めて、このご縁をしっかり生かしながら、また前向きなチャレンジをしていけたらなと思っています」と語った。

 2017年4月から放送されているクイズ番組「東大王」(水曜午後7時)のレギュラー放送終了も決定。10月からは、これまで水曜午後8時に編成されていた「世界くらべてみたら」を午後7時に枠移動し、午後8時からは生瀬勝久さんがMCを務めるバラエティー番組「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」を放送する。

 畠山さんは「東大王」の終了について、「長きに渡りまして、(MCの)ヒロミさん、山里(亮太)さんに温かい目線で東大生をスターに育ててもらって、多くの人材を生んだ番組だと認識しております。そこの部分を今後どう生かしていくかということを、番組終了だけにとどまらず、プラスにどう転じていけるかというのがこの先の課題」と語った。

 改編率は全日帯は6.06%、ゴールデン帯(午後7~10時)は19.05%、プライム帯(午後7~11時)は21.07%となった。

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