良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の藤岡真威人さんがこのほど、東京都内で行われた10月22日深夜スタートの主演ドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系、火曜深夜0時半)の記者会見に登場した。主人公がヒーローに憧れて変身することにちなみ、自分にとってのヒーロー的存在を聞かれた藤岡さんは「僕の中では一択。父の存在がもう確固たるものとしてヒーローです」と仮面ライダー/本郷猛役を務め、特撮界のレジェンドである父・藤岡弘、さんを挙げた。
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藤岡さんは続けて、「ヒーローといえば父の背中がくっきり浮かび上がるくらい、ヒーローですね。僕にとっても、きっと世界中の人たちにとってもヒーローだなって胸を張って言えます」と父・弘、さんへの厚い敬意を語った。
また役作りで藤岡さんは「健太で大切にしなきゃいけないのはヒーローに対する憧れや、純粋に特撮が好きという気持ち」を意識。さらに「戦隊ものなどの映像を見て、ヒーローの所作や見栄、技とか(の動き)を自分の中でストックした。現場で段取りも含めて、ここでぶっ込めそうと思ったときにストックしておけば出せるのではと思った」と事前準備していたことを明かした。
そんな藤岡さんについて、加藤小夏さんが「現場に入ったら真威人君がもう真っすぐなヒーローバカの(広野)健太でしかなかった」と再現ぶりを称えると、宮野真守さんも「ヒーロー遺伝子はもう完璧だからね」とにっこり。監督・アクション監督を務める坂本浩一さんも「現場で所々見せる目力というか存在感は(父親の)遺伝子を強く受け継いでいると感じた」とうなずいた。
「ウイングマン」は「電影少女」や「I”s」で知られる桂正和さんの連載デビュー作で、1983~85年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された同名マンガ。特撮オタクの高校生、広野健太が書いたことを現実にする「ドリムノート」を手にしたことにより、5分間だけ自作のヒーロー「ウイングマン」に変身することができる力を手に入れ……というストーリー。
完成した映像を見た感想を聞かれた原作者の桂さんは、「二十歳の頃の、『ウイングマン』を描いている頃の僕が見たら号泣したと思う。僕と健太は似ているところがあるので、(ウイングマンの)特撮が見られていることがこの上ない喜び」と笑顔で話した。
放送に向けて、藤岡さんは「注目度があって、期待の声があって、多くの人に愛されているかを実感する日々です。そんな作品の重要な役どころをいただけて光栄」と身を引き締め、「僕自身本気でぶつかってやろうと、僕自身もチェイングするぞと、そういう思いで撮影に臨みました。ご期待ください」と呼びかけていた。
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