あんぱん:のぶのせい? “風来坊”ヤムさん、10年も朝田家にとどまった理由が判明 視聴者「必要とされてうれしかったのね」「またふらっと戻ってきて」

連続テレビ小説「あんぱん」第46回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第46回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第46回が6月2日に放送された。同回では、風来坊のパン職人、“ヤムおんちゃん”こと草吉(阿部サダヲさん)が、10年以上も朝田家にとどまった理由が明かされ、視聴者の間で話題になった。

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 第46回では、陸軍から頼まれた乾パンを作り終えた草吉が、居候していた朝田家から去っていった。釜次(吉田鋼太郎さん)は、草吉が乾パン作りを拒んでいた理由をのぶ(今田さん)と羽多子(江口のりこさん)に教える。

 草吉は、欧州大戦で英国軍の日本人義勇兵として戦場に行き、壮絶な体験をしていた。仲間の兵士が次々と命を落としていく中、一番つらいのは空腹だったといい、息絶えた仲間の懐からも乾パンを奪って食べた。乾パンは、草吉につらい戦地を思い出させるものだった。

 乾パン作りを草吉に無理強いしてしまったことを悔いるのぶに、釜次は「おまんのせいで出ていったわけやない。そもそも風来坊のあいつが、ここに10年以上もおったがは……おまんのせいみたいやぞ」と言って聞かせる。

 草吉はすぐに御免与町を出ていくつもりだったが、幼かったのぶ(永瀬ゆずなちゃん)に「おさらばらあて嫌や!」と引き留められたことで、離れることができなかったという。草吉は「どの町でもそんなこと言われたことなかったから、こそばゆくてさ」と笑った。

 SNSでは「ヤムさんの自由ながらの孤独を感じた。『こそばゆい』この言葉が泣けて泣けて」「必要とされてうれしかったのね」「ヤムおじ優しいし子供達に情がわいたんやね」「朝田家の日々の笑顔に救われてもいたんだろうな」「またふらっと戻ってきてほしい」といった声が上がっていた。

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