川野太郎:渡哲也さんから「背中を押され」結婚を決意 「澪つくし」柴田恭兵、沢口靖子との思い出も 「徹子の部屋」で

6月20日放送の「徹子の部屋」に出演した川野太郎さん=テレビ朝日提供
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6月20日放送の「徹子の部屋」に出演した川野太郎さん=テレビ朝日提供

 俳優の川野太郎さんが、6月20日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。デビュー作のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「澪つくし」(1985年)で出会った沢口靖子さんと柴田恭兵さん、結婚を後押しした渡哲也さんとの思い出などを語った。

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 「澪つくし」のヒロイン、沢口さんに初めて会った時は「お人形さんみたいで、天女かなと思うくらいおきれいで可愛かったです」と振り返る。

 撮影現場では、柴田さんの世話になった。早稲田大学の野球部出身の川野さん。柴田さんも野球が大好きな人で、撮影の合間に時間ができると「太郎、バッティングセンター行かない?」と誘ってくれた。車に乗せてもらい、東京・渋谷に1軒だけあったバッティングセンターへ行った。車の中にはマイバットとマイグローブがあった。

 「言葉少なな方なんですけれど、ある日、僕と靖子ちゃんの大事なシーンがありまして、スタッフさんがちょっとざわついていた時があったんですね。『今、集中してんだから静かにしてくれよ』と、僕らのために忠告してくださった。ありがとうございます、これで集中できます、みたいな。役へのなりきり方というのか、その役に懸ける一生懸命さ、集中度合いがすごいと思った。恭兵さんから学びました」

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 結婚して生計を立てていく自信がなかった頃、刑事ドラマで渡哲也さんと共演したという。休憩中に渡さんがバスに呼んでくれ、お茶をごちそうしてくれた。2人きりになった時、「付き合ってる女の子はいるのかい」と聞かれた。9年間誰にも話をしていなかったが、「はい」と応えた。「それは(結婚まで)行くなあ川野君」「男は決めたら行かなきゃ」と言われ、「自信がないところに、背中を渡さんからぽーんと押されたような勇気づけられたような。その感じをすごく覚えています」と結婚を決意したことを振り返った。

 結婚して34年、あっという間だったが、妻はステージ4のがんを経て奇跡的に今は寛解している。「普段の生活は当たり前だと思っていたんですけど、当たり前じゃないんですね。そんな気持ちで今、生活をさせてもらってます」

 健康のために、散歩やストレッチのほか、風呂が大好きなので1日に2回くらい入るという。「そうすると循環がよくなって、体も動きやすくなるし、気分も変わる」と実感。妻は大病をしたこともあり、薄味でバランスのいい料理を作ってくれる。故郷の山口県はソース文化で、子供のころから天ぷらにもソースをかけて食べていた。今でもソースをかけてしまうと、妻に「濃すぎる」と怒られると笑顔で語った。

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