浅田美代子:「あんぱん」“くらばあ”は「すごく楽しい人生だった」 「ダーリン」「ハニー」と呼び合う? “釜じい”吉田鋼太郎との撮影秘話も

連続テレビ小説「あんぱん」で朝田くらを演じる浅田美代子さん(右)と朝田釜次役の吉田鋼太郎さん (C)NHK
1 / 2
連続テレビ小説「あんぱん」で朝田くらを演じる浅田美代子さん(右)と朝田釜次役の吉田鋼太郎さん (C)NHK

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、主人公・柳井のぶ(今田さん)の祖母、朝田くらを演じている浅田美代子さん。8月1日放送の第90回では、夫婦として歩み出したのぶと嵩(北村匠海さん)を見届けたくらが、亡くなった夫・釜次(吉田鋼太郎さん)のもとへと旅立った。浅田さんが、釜次を演じた吉田さんの印象やくらの最期について語った。

あなたにオススメ

 「あんぱん」は、やなせたかしさん(1919~2013年)と暢さん(1918~1993年)夫婦がモデル。2人が出会い、あらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

 浅田さん演じるくらは、“釜じい”こと釜次とともに「朝田石材店」を支えてきた“くらばあ”。おっとりしていて、ややとぼけているキャラクターだ。

 第16週(7月14~18日放送)で亡くなった釜次について、浅田さんは「釜じいは怒りっぽいところもありますが、その怒りの中にも温かさを感じますね。どんなことを言っていても、心には愛があると分かるので。鋼太郎さんのそういったお芝居は、すばらしいなと思いながら見ていました」と振り返る。

- 広告 -

 「鋼太郎さんとは初めて共演させていただいて、最初は少し怖い方なのかなというイメージがあったのですが、実はおもしろくて楽しくて、すぐに仲良くなりました。現場で、私が『おはよう、ダーリン』と言うと、『おはよう、ハニー』と返してくれて(笑)。いつもそんなやりとりをしていたので、夫婦としてのお芝居もすごくやりやすかったです」

 釜次が亡くなるシーンは「やっぱりすごく寂しかった」というが、「撮影が終わり、クランクアップすると『終わったー!』という感じで、元気に帰っていきました(笑)。『私もすぐ(釜じいのもとへ)行くからね~』と言って、お別れしました」と笑う。

 第18週(7月28日~8月1日)では、のぶと嵩がついに結婚。くらは家族と共に上京し、夫婦になった2人を見届けた後、天国へと旅立っていった。

 浅田さんは「みんなでのぶと嵩の家に集まるシーンは、楽しかったですね。嵩が男一人でタジタジになっているのがおもしろくて(笑)。嵩はずっとのぶへ思いを伝えられず、うじうじしていて、しっかりしろよー! という感じでしたが(笑)、2人が結ばれてよかったなぁと思います」と語る。

 「第18週でくらは生涯を終えますが、すごく楽しい人生だったんじゃないでしょうか。息子に先立たれたけれども、3人の孫を残してくれて。しっかり者のお嫁さんがいて。やさしい旦那さんがいて。本当にいい家族とともに人生を歩めて、くらは幸せだなぁと思いますね」としみじみ振り返った。

最終週の人物相関図が公開! 予告にはいたけど“名前なし”? 新キャラは1人 登美子&千代子も“完走”

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

- 広告 -

「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事