高橋文哉:「あんぱん」で初の父親役も「やりやすかった」 プライベートでは兄の子供を溺愛 「子役へのフォローがすごい」と現場で話題に

連続テレビ小説「あんぱん」で辛島健太郎を演じる高橋文哉さん(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」で辛島健太郎を演じる高橋文哉さん(C)NHK

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)でヒロイン一家(朝田家)の三女・メイコ(原菜乃華さん)の夫・辛島健太郎を演じている高橋文哉さん。8月27日放送の第108回では、健太郎とメイコが久しぶりに二人きりのデートに向かう姿が描かれ、視聴者の間で話題になった。この場面を振り返るとともに、プライベートではおいっ子とめいっ子の叔父さんだという高橋さんが、初めて父親役を演じる思いを語った。

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 ◇健太郎は「何も変わらない」ことを意識

 高橋さん演じる健太郎は、嵩(北村匠海さん)の東京高等芸術学校時代の同級生で福岡出身。若い頃に友人がいなかった嵩にとっての真の友人。小倉連隊で嵩とともに戦争を体験後、無事に復員。高知の闇市でともに店を開いたあと、嵩が高知新報に就職したのを機に店を畳んで高知から離れていたが、東京でNHKに就職、ディレクターとなる。メイコと思いが通じ合い、結婚し2人の娘を授かる……というキャラクターだ。

 第108回では、メイコは結婚後に変わってしまった健太郎との関係を嘆き、「母親になってもおしゃれして健太郎さんと街を歩きたいが」と吐露。嵩からその話を聞いた健太郎はうろたえ、メイコのもとへ。健太郎はメイコに「一番、きれいだ」と伝え、恋人のように二人の時間を楽しんだ。

 この場面を振り返り、高橋さんは「健太郎らしいなと思いました」と笑う。

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 「『パパとママになっちゃったね』というのは世間の奥様方は感じてることのようで、健太郎もそうなってしまったのかと。一方で、素直さや人たらしなところは『何も変わらない』ことを意識して演じていました。健太郎にとって、結婚前からメイコは特別で大切な存在ですが、それ以上でも以下でもないというのが彼のスタンスだと思っていて。結婚してからも、その感覚は変わらないんだと思います」

 ◇初めて父親役を演じた感想は?

 現在24歳の高橋さんは、過去の出演作では等身大の役を演じることが多く、父親役は本作が初めて。「父親役はもちろん、結婚指輪をするのも初めてでした」と明かす。

 プライベートでは、2人の兄の子供たちを溺愛しているようで、「僕には、おいっ子とめいっ子がいます。なので、小さい子たちと触れ合うお芝居はとてもやりやすかったです」と笑顔を見せる。

 撮影中も、子役が食事をする場面で倒れないようにさりげなく手で支えるなど気遣いを見せ、スタッフの間で「撮影中の健ちゃんの子役への手のフォローがすごい」と話題になったという。

 「近くにおいっ子めいっ子がいたから、自然と覚えていたんだろうなと思います。特に意識せず、自然とそういう動きができたのは、普段から兄と子供たちの空気感を見ていたから。経験からにじみ出てくるものだと思うので、兄たちに感謝です」

 おいっ子たちと過ごす時間は、アニメ「それいけ!アンパンマン」を一緒に見ることも多いという高橋さん。

 「もうアンパンマンしか見ないです! 子供たちが無邪気に楽しめる本当にすごい作品だなと感じています。(おいっ子たちが)もう少し大きくなって、ストーリーが理解できるようになったら、この『あんぱん』も見てほしいです」

最終週の人物相関図が公開! 予告にはいたけど“名前なし”? 新キャラは1人 登美子&千代子も“完走”

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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