高石あかり&トミー・バストウ:「ばけばけ」夫婦が明かすお互いの魅力と“通じ合った瞬間” 「考えていることが分かるように」「最初から波長が合った」

連続テレビ小説「ばけばけ」に出演するトミー・バストウさん(左)と高石あかりさん
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連続テレビ小説「ばけばけ」に出演するトミー・バストウさん(左)と高石あかりさん

 9月29日にスタートする2025年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、主人公・松野トキを演じる高石あかりさんと、のちに夫となるレフカダ・ヘブン役のトミー・バストウさん。クランクインから約半年がたち、すでに息ぴったりな2人に、撮影を通して感じたお互いの魅力や、“通じ合った瞬間”について語ってもらった。

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 「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘・小泉セツとその夫・八雲(ラフカディオ・ハーン)夫妻をモデルに、「怪談」を愛するヒロインが、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく姿を描く。脚本は、NHKの「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOWの「撮休シリーズ」などを手がけたふじきみつ彦さんが担当する。

 --夫婦役を演じる中で、役への向き合い方など、お互いにステキだと感じたところをそれぞれ教えてください。

 高石さん トミーさんはとにかく日本のことが大好きで、10年間独学で日本語を勉強されていたり、撮影中もずっと勉強を続けていらっしゃるんです。日本のことをより深く知りたいという、日本への熱量をすごく感じるので、やっぱりうれしいですし、モデルとなった八雲さんとすごく似ている部分なのかなというふうに思います。とても優しい方ですし、そこも近しい部分があるかもしれないです。

 バストウさん あかりさんのいいところは山ほどあります。すごく優しく話してくれて、私のたどたどしい日本語を頑張って理解してくれたり、簡単な日本語を使ってくれます。会った瞬間から波長が合いました。毎日のようにステキさにひかれています。撮影中に大きなアブが飛んでいたとき、私はめっちゃ焦って対応できなかったのですが、あかりさんは冷静に対処していて、すごくかっこいいなと思いました。

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 高石さん そのときは、正座をして芝居をしている私の周りをアブが飛んでいたのですが、トミーさんがそのアブと戦ってくださって(笑)。楽しい撮影になりました。

 --お二人のやり取りを見ていると、とても雰囲気がいい撮影現場だということが伝わってきます。現場での印象的なエピソードや空き時間の過ごし方を教えてください。

 高石さん トミーさんはジャーキーがすごく好きなので、私がお土産で買ってきたジャーキーを、キャストの皆さんと一緒に食べ比べたりしています。私の母が撮影を見に来たこともあって、そのときにジャーキーとフルーツをプレゼントしました。トミーさんはリンゴをそのまま1個丸かじりされるので、それを見ていると爽快でした。

 バストウさん (人気マンガの)「DEATH NOTE(デスノート)」のリュークみたいに(笑)。いただいたジャーキーは、ジンギスカンのものが特に好きでした。

 高石さん 「ばけばけ」チームで焼き肉を食べに行ったこともありました。皆さん仲が良く、ファミリーみたいな雰囲気でした。バストウさんは日本語が上手なので、みんなとたわいもない会話で盛り上がったりしています。

 バストウさん 友達のように雑談していますね。「週末はどうだった?」とか。焼き肉もとてもおいしかったです。

 --和気あいあいと過ごされているようですが、撮影や空き時間のコミュニケーションなどを通して、お互いに通じ合ったと感じる瞬間はありますか?

 バストウさん 本当に、あかりさんと会った瞬間に仲が良くなったんです。最初から波長が合って、友達のように、夫婦のように、現場で過ごせるようになりました。

 高石さん 私は英語がしゃべれないのですが、通訳の方を通す前に、トミーさんが言っていることが分かるようになってきていて。自分でもなぜかは分からないんですが、トミーさんの考えていることだったり、お芝居の意図だったり、そういうものが分かるようになりました。お芝居の息もぴったり合うんです。きっとドラマを見ていただけたら、その空気感を感じていただけると思います。

 バストウさん そうですね。ドラマを見てくださる方に、そう感じてもらえることを祈っています。

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