高嶋ちさ子:特殊詐欺の被害経験、詳細に語る 「あんな怖い思いをするって人生で初めてだった」 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した高嶋ちさ子さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した高嶋ちさ子さん=テレビ朝日提供

 バイオリニストの高嶋ちさ子さんが、9月30日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。特殊詐欺の被害に遭った顛末(てんまつ)を語った。

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 「びっくりしたんですけど、詐欺にあったんですって」と驚く徹子さんに「そうなんです。今流行りの詐欺だと思うんですけど。(自分は)一番引っかからないタイプなのに」と話した高嶋さん。

 あるとき、知らない番号の電話に出ると「関東総合通信局のイトウと申しますが、あなたの携帯番号で詐欺の被害にあっている人がいっぱいいます。すぐ“湾岸署”に行かないと2時間以内にあなたが使っている携帯電話を止めます、と言われて……」と最初のやりとりを述べた。

 高嶋さんが“湾岸署”に行けないと言うと「特別に内線でおつなぎします」と“湾岸署のタナカ”につなげられた。“刑事”だという。「(タナカからは)今から尋問をするのでLINE電話でお話しましょうと言われて。ここからはあなたは容疑者なので、いろいろ伺っていきたいと思いますって。後ろでもスピーカーで話している音が聞こえて。免許証も見せてと言われて裏も表も全部見せちゃった」と振り返った。

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 不安でいっぱいの中、高嶋さんは「マネーロンダリングの容疑者」と決めつけられた。「(タナカは)今から2時間おきに私と話をして容疑を晴らしていきましょう、と言うんです。警察にも恥ずかしながら内通者がいまして、こういう状況にあることを絶対に人には言わないでくださいって言われて。急に語尾とかが大きくなって、私も怖くなっちゃった」と話した。

 犯人から「誰にも言ってはいけない」と言われたため、夫にも相談できなかったという高嶋さん。ネットで調べてもいけないと言われ、最初は従ってしまった。「おかしいな」と思いつつ、タナカとやりとりを続けた高嶋さんだが、息子が昔使っていた携帯で調べたところ「詐欺」と出てきた。最初の電話から3日目のことだった。

 警察に通報すると、“湾岸署”は実在せず「一番引っかかりやすい人は1聞かれて10答える人」と指摘された。「あんな怖い思いをするって、人生で初めてだった。夫から『ホントに君はバカだ!』と言われ、珍しくめちゃくちゃ怒られ、シュンとしました」とポツリ。視聴者に対し「知らない電話には出ないようにしてください。留守番電話機能をつけるといいと思います」と呼びかけた。

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