べらぼうの世界:蔦重&歌麿のコンビが、何度も描いた美女がいた! 「当世三美人」にも登場 組み合わせに“ある思惑”が

「べらぼうの世界 蔦重・歌麿と『富本節』の美女」=NHK提供
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「べらぼうの世界 蔦重・歌麿と『富本節』の美女」=NHK提供

 NHKの教養番組「浮世絵EDO-LIFE」では、同局の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)をより深く楽しむため、物語とリンクした浮世絵が毎週登場。10月31日は、午後6時からBSプレミアム4K、同11時50分からEテレで「べらぼうの世界 蔦重・歌麿と『富本節』の美女」を放送する。

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 今回紹介するのは、寛政5(1793)年ごろに描かれた喜多川歌麿の「冨本豊ひな」。蔦重と歌麿のコンビが、何度も浮世絵に描いた美女がいた。それが、富本豊雛。浄瑠璃の人気流派「富本節」の名取芸者だ。「冨本豊ひな」もそうした一枚で、気品ある姿が、手の込んだ表現で描かれている。

 豊雛は、当時江戸で人気の美女3人を描いた「当世三美人」にも描かれた。「三美人」のうち2人は、当時ちまたで大ブームだった水茶屋の看板娘。つまり素人の町娘だ。その2人と芸者の豊雛を組み合わせた陰には、蔦重のある思惑があった……。

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