終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
第九幕 隠蔽企業に反撃の時…“決心”した遺品整理人
12月8日(月)放送分
高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第52回(12月9日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時14分の69.3%だった
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「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。
第52回は、リヨ(北香那さん)が一途な思いを実らせようと、さまざまなアプローチでヘブン(トミー・バストウさん)に積極的にアピールを繰り返す。快気祝いパーティーとして、リヨはヘブンを自宅に招く。
テレビの前の視聴者のうち、画面に視線がクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」はこの日、序盤から終盤にかけて次第に上昇していった。特に終盤の午前8時10分以降は注目度が上下し、波打つようなことはなく、ほぼ一直線に右肩上がりのグラフを描いた。
そんな午前8時10分以降は、リヨの自宅である島根県知事の江藤邸で開かれた快気祝いパーティーの場面。第52回では、偶然を装ってヘブンと城山稲荷神社で会ったり、ヘブンと一緒に名前を入れたはんこを作ったりと、アピールしてきたリヨはこの日に備え、部屋にストーブまで用意させていた。
ヘブンがテーブルにつかず、ストーブに当たり続けている間に、2人の交際に反対する知事で父親の安宗(佐野史郎さん)と、リヨの口論は次第にヒートアップ。腹を立てたリヨは決意を固めたかのように、立ち上がってヘブンに近づき、話しかけ始める。
そこで場面は切り替わり、花田旅館に。休憩する新聞記者の梶谷(岩崎う大さん)から、トキ(高石さん)はリヨがヘブンにプロポーズするつもりだと聞かされる。根拠はリヨがお百度参りをしているのを見たことという梶谷に、「ほらじゃないですか。ウグイスの時の話と同じで」とトキが突っ込むと、梶谷は、リヨのお付きの松浦(瀧沢修さん)にも裏取りを済ませたと自信を見せる。「聞いたら、お嬢様にプロポーズの相談をされたと」と明かす。
快気祝いパーティーは、リヨにとっては単なるパーティーではないことが次第に明らかになってきて、視聴者の注目度も呼応するかのようにヒートアップ。そうした展開に視聴者も目が離せなくなっていったのだろう。この日の最高値はドラマの最後、午前8時14分台の69.3%だった。
午前8時14分台は、「明日の1面を楽しみにしちょーだわ」と言い残すと、梶谷が旅館を去るあたりから。女中・ウメ(野内まるさん)は「プロポーズだって」と他人の恋バナに浮かれているが、トキは思いつめたような表情で固まっている。立ち上げると、「どちらへ」と聞くウメに「わからんけど」と繰り返し、「また」とだけ言って、外へ出る。
パーティーの模様に場面は切り替わらず、第52回は終わる。トキは自分の気持ちにはっきりと気付き始めた様子で、翌日の第53回以降、リヨ、トキとヘブンの関係はどうなっていくのだろう?
活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)
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