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福山雅治さん主演で2023年4月期にTBS系「日曜劇場」(日曜午後9時)枠で放送された連続ドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」の劇場版「映画ラストマン -FIRST LOVE-」(平野俊一監督、2025年12月公開)に、俳優の宮沢りえさんが出演することが9月17日、明らかになった。事件の鍵を握る皆実(福山さん)の初恋の人、ナギサ・イワノワを演じる。
「ラストマン-全盲の捜査官-」は、黒岩勉さんが脚本を担当。福山さん演じる全盲の人たらしのFBI特別捜査官・皆実広見と、大泉洋さんが演じる犯人逮捕のためには手段を選ばない刑事・護道心太朗がバディーを組んで難事件に挑む痛快ドラマ。
主人公・皆実広見は過去のある事故がきっかけで両目の視力を失いながらも、FBIで“事件を必ず終わらせる最後の切り札=ラストマン”と呼ばれ数々の事件を解決してきた凄腕(すごうで)の特別捜査官。米国からやってきた皆実のアテンド役を命じられたのが、孤高の刑事・護道心太朗。肩書も性格も異なる2人は徐々に力を合わせて事件を解決する“無敵のバディー”になっていった。ドラマ終盤では皆実と心太朗の過去の因縁が明らかになり、2人が実の兄弟だったという衝撃の事実が判明した。
宮沢さん演じるナギサは、大学時代に米国で出会った皆実の初恋の人。キャスティングについて、東仲恵吾プロデューサーは「ナギサは主人公・皆実の初恋の人で、今の皆実にとってかけがえのない存在です。連続ドラマでは若い頃の皆実がアメリカへ行ってからどのような生活を送っていたのかといった、彼のバックボーンをそこまで深く描いていませんでした。続編では皆実の過去が垣間見えるような物語を作りたいと福山さんからもアイデアをいただき、そこを一番大きな軸として映画のプロットを重ねていく中で、皆実が初めて愛した人の存在がどんどん大きくなっていきました。描かれていない皆実との時間、そしてその後のナギサの人生を感じられるような、複雑な芝居と、存在感をまとえる方と考えた時に、宮沢さんしかいないと思い、ダメもとでオファーさせていただきました」と起用理由を語った。
宮沢さんは今作への参加について「多くの方に愛されている作品のシリーズに参加させていただくのは、不安や緊張もありましたが、福山さんと大泉さん、お二人の最強のバディー感の魅力に惹(ひ)かれ参加させていただきました」とコメント。また「壮大なスケールのアクションは、初めて台本を読みながら、とてもワクワクしました。そして、そこに生まれる人間の、深い愛や葛藤も見どころだと思います。ぜひ、劇場のスクリーンで楽しんでいただきたいと思います」と呼びかけている。
映画は、研修終了とともに皆実(福山さん)が米国へ戻って2年。再び日本を訪れた皆実と彼に呼び出された心太朗(大泉さん)は、ある事件の捜査のために北海道へと向かう。そこで出会ったのは、皆実の初恋の人、ナギサ・イワノワ(宮沢りえ)だった。事件に巻き込まれ、謎の組織から追われているナギサを守るため、無敵バディーが再びタッグを組みFBI、CIA、北海道警の合同チームと共に事件に挑む。そこには世界を揺るがす陰謀が絡んでいた……という展開となる。