LPGA女子ゴルフ:第3戦「ISPSハンダ・ヴィック・オープン」が開幕 河本結選手ら意気込み語る

河本結選手 写真/GettyImages
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河本結選手 写真/GettyImages

 LPGA女子ゴルフツアー第3戦「ISPSハンダ・ヴィック・オープン」が2月6日、開幕。夏のオーストラリアを舞台にした 2連戦の初戦は男女共催大会だ。米ツアーデビュー戦を8位タイで飾った河本結選手をはじめ、横峯さくら選手、上原彩子選手、野村敏京選手、山口すず夏選手、笹生優花選手、杉原彩花選手が出場予定。男子勢では欧州ツアーを主戦場とする谷原秀人選手も参戦する。河本選手らが意気込みを語った。

ウナギノボリ

 ◇河本結選手

 --オーストラリアはいかがですか?

 初めてのオーストラリアなので、またアメリカとは違った雰囲気で、新鮮です。

 --デビュー戦でしっかりトップ10フィニッシュを決めました。今のお気持ちは?

 思っていたような感じのゴルフ、いいパフォーマンスができたので、あの順位でしたが、逆にまだ足りていない部分もすごく発見することができて、本当に収穫のある1試合だったと感じています。自分に自信を持っていいなと感じたのは、ショット。練習してきたものがすごくいい感じで仕上がってきているので、ショットは自信を持っていいなって思いました。ただ、まだパッティングのタッチや、グリーン周りの芝にあまり慣れていない部分があるので、そこはもっともっと練習していかないといけないですし、英語ももっと勉強しなきゃいけないというふうに思いました。

 --課題が残ったところは?

 オーストラリアでは芝はもちろん、グリーンの大きさも違うと思いますし、ショートゲームでの対応力をしっかり付けていかなきゃいけない、というふうに感じています。本当に新しいことばかりで、またオーストラリアも初めてですし、新鮮です。楽しんでプレーしたいなと思います。この試合、男子と女子が交互試合に出ていって、すごく違う雰囲気が味わえているので、そういうところを感じ取ってもらえればうれしいなと思います。

 --そういうところも含めてすべてが東京五輪につながると思いますが、その辺はいかがですか?

 はい、これからの一打がすごく大きな一打になってくると思いますし、いつも変わらず自分のゴルフを貫くということが大事だと思います。どこにいてもいいプレーをして、東京五輪につながるようなゴルフができたらと思います。

 ◇横峯さくら選手

 --コースの印象は?

 このコースは36ホールあるので、両サイドで顔が違うというか。そんなに距離はないのですが、風が強いので、しっかりとセカンドショットのマネジメントをすることが大事になってくるかなと思います。

 --オーストラリアは今週、来週と2連戦ありますが、この2連戦はどんなポジションだと考えていますか?

 この1週目はカットも60位ですし、土曜にもまたカットがあるので、やっぱり最終日まで4日間プレーすることが大事かなと思っています。

 --目標は?

 やっぱり、アメリカツアーも6年目になるので優勝したいです!

 ◇上原彩子選手

 --今シーズンの目標は?

 やっぱり勝つことが一番だと思うので、それに向けてしっかりいい準備をして毎週戦いたいなと思っています。

 --オーストラリアの大会は6~7年連続出場となりますが、オーストラリアの印象は?

 オーストラリアのコースは、どちらかというと好きです。昨年もこのコースでプレーしたのですが、昨年よりもだいぶ距離は短くなっているホールもあるのかなということと、コース自体はやっぱりオーストラリアらしいコースです。メルボルンということもあって、風は結構吹いていて、天気も4日間どうなるか分からないですが、一打一打集中しながらいい判断をしないといけないと思っています。

 ◇野村敏京選手

 --LPGAの大会にまた参戦するのはどんな気持ち?

 2年間、体が痛くて試合に集中できなくて、もったいないプレーとかもありましたし、プレーができなかったコースもあって悔しい思いをしました。今も100%ではないですけど、前よりは良くなってきていて、集中できそうなので楽しみです。

 --このオーストラリアの試合は相性が良く、去年もいい成績でフィニッシュしましたが、いかがですか?

 ここは風が強くて、今年も土曜日はまた風が吹くと聞いて(防寒用の)洋服をちゃんと持ってきたので、頑張ってみます。シーズンの頭なので、自分のゴルフをどんどんやっていけたらと思います。目標は予選通過です。練習をあまりできなかったのですが、頑張ってみます。

 ◇山口すず夏選手

 --去年この大会でデビューしてから1年がたちましたが、今の心境は?

 またここに戻って来られたというのはすごくうれしいことですし、今、調子も良くなってきているので、始まるのが楽しみです。

 --今年の初戦の意気込みは?

 去年は最後の2ホールでボギー&ダボとちょっとふがいない成績だったので、今年はしっかり上位に食い込めるように頑張りたいです。去年より距離が短くなったホールが何ホールかあって、簡単になったかなという印象はありますが、風がいつどういうふうに吹くか分からないので、そこは難しいなと思います。

 ◇杉原彩花選手

 --プロデビュー戦を控えて、今の心境は?

 どうなるか分からないという不安はあるのですが、すごく楽しみです。飛距離が出るのでロングホールなどで、アイアンでピンを刺していくような、バーディーがたくさん取れるゴルフが普段はできているかなと思います。

 --コースの印象は?

 風がすごく強いので、ティーショット、セカンド共にすごく大事になってくるかと思います。グリーンでボールを止めることができたので、風をちゃんと計算して、パーオン率を高くできればいいかなと思います。今週は予選通過が目標です。

 ◇笹生優花選手

 --プロデビュー戦を迎えた今の気持ちは?

 緊張はしていますが、楽しみです。まずは予選通過したいなと思っています。

 --ご自身のプレースタイルは?

 飛距離が出るのが持ち味だと思います。プレースタイルは結構強気かなという感じです。攻めのゴルフでいきます。

 --コースの印象は?

 リンクスっぽくて、なかなかリンクスでは普段プレーしないので、ちょっと難しいなという感じです。まずはプレッシャーに負けないように、自分のプレーができたらなと思います。

 ◇谷原秀人選手

 --この試合は男女共同開催ということですが、今どんな心境?

 話だけは聞いていたのですが、ここに来るのは初めてなので、どんなコースかなと思っていました。2コース使いながら、距離は短いですが、風がやっぱり強いので、その辺のジャッジを間違わないようにすれば、いいスコアにまとめられるんじゃないかなと思っています。本当に珍しいんですけど、多分ヨーロッパツアーでも2、3試合くらい男女共同開催があるので。こうやってLPGAの選手を間近で見ながら、一緒に練習ラウンドしながらやっていて、非常に面白いです。

 --今は日本ツアーがオフ期間ですが、海外でこうやってツアーに参戦するのはどんなお気持ちですか?

 自分のやっていることを確かめながら、という部分もあります。昨年もその前もそうですし、アメリカもヨーロッパも試合はずっと休みなくあるので、そういうスタンスで自分も出られる試合は出て、という感じですね。

 --オフ期間に海外に挑戦することは、ご自分のプレーにどんな影響を与えますか?

 試合感が抜けないようにという感じです。昨年ヨーロッパのシードを落として、少しだけ試合に出られない週のほうが多いです。今まで常にオフなしでやってきていて、やっとオフを作りながら自分のやりたい練習に取り組めているので、すごく新鮮な気持ちでできています。

 *……WOWOWでは、LPGA女子ゴルフツアー第3戦「ISPSハンダ・ヴィック・オープン」を連日生中継。2月6、7日は午後2時から、8日は午後1時からWOWOWライブで放送。最終日の9日は正午からWOWOWプライムで放送する。

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