アガサ・クリスティーの小説を翻案して制作されたスペシャルドラマシリーズの第3作「スペシャルドラマ『死との約束』」(フジテレビ系)が2021年に放送されることが12月15日、分かった。第1作「オリエント急行殺人事件」(2015年)、第2作「黒井戸殺し」(2018年)に続き、三谷幸喜さんが脚本を手がけ、狂言師の野村萬斎さんが主人公の名探偵・勝呂武尊を演じる。
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ドラマでは、勝呂は休暇で熊野古道に訪れ、一風変わった一家・本堂家の人々と知り合う。本堂家は家族全員で日本中を旅しているのだというが、まるで独裁者のような夫人に一家が支配されているかのようだった。しかしそんなある日、夫人は熊野古道のベンチで死体で発見される。病死も疑われる中、勝呂が夫人の右手に注射針の痕を見つけたことをきっかけに、勝呂の名推理が始まる……というストーリー。
ドラマには、野村さんのほか、鈴木京香さん、比嘉愛未さん、長野里美さん、阿南健治さん、お笑いトリオ「我が家」の坪倉由幸さんも出演。鈴木さんは、勝呂の知り合いの婦人代議士・上杉穂波、比嘉さんは医師の沙羅絹子、長野さんは穂波に同行する編集者・飛鳥ハナ、坪倉さんは税理士の十文字幸太をそれぞれ演じる。
三谷さんは「『死との約束』は、アガサ・クリスティーの隠れた傑作です。ポワロ物で、僕がいちばん好きな作品です。事件が起こるまでのワクワク感。真相が明らかになっていくドキドキ感。そしてラストのあまりに意外な犯人。今回も原作のテイストを損なわないように脚色しました。キャスティングも完璧です。極上のミステリーを堪能あれ!」とコメントしている。
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