ドラゴン桜:最終回直前 東大専科は最高の仲間! 感動の絆シーン振り返り~前編~

連続ドラマ「ドラゴン桜」の場面写真(C)TBS
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連続ドラマ「ドラゴン桜」の場面写真(C)TBS

 6月27日に最終回を迎える、阿部寛さん主演の連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系、日曜午後9時)。本作では、共に東大入学を目指す東大専科の生徒たちが回を重ねるごとに関係性を深め、互いに支え合う姿が視聴者の心を揺さぶってきた。最終回を前に、「最高の仲間!」と感動の声が上がった“絆シーン”を振り返っていきたい。

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 ◇迷惑をかけたくない瀬戸 心配する東大専科の仲間たち

 第4話(5月16日放送)では、借金を抱えた瀬戸輝(高橋海人さん)の実家「ラーメン瀬戸屋」が闇金からの嫌がらせに遭い、瀬戸は学校を休んで借金を返済するためにアルバイトを始めた。どこかで勉強する意欲を諦めきれない瀬戸だったが、自分のせいで仲間に迷惑をかけたくないと、誰にも弱音を吐かず、自らの家庭の事情を明かさないでいた。

 一方、専科の生徒たちは学校に来ない瀬戸を心配。早瀬菜緒(南沙良さん)と岩崎楓(平手友梨奈さん)はネットで「瀬戸屋」が酷評されていることを知り、天野晃一郎(加藤清史郎さん)と3人で「瀬戸屋」を訪れ、瀬戸の様子をうかがう。さらに、専科を率いる弁護士の桜木建二(阿部さん)に、瀬戸が戻って来られるように力になってほしいと依頼した。

 そんな中、桜木は闇金の悪事を暴くことで瀬戸の実家が抱える借金の完済証明書を手に入れる。誰にも頼らずに解決しようとしていた瀬戸に「もっと人を頼れ」と伝え、瀬戸が涙をあふれさせる姿も話題を呼んだ。こうして瀬戸は無事に専科に復帰し、再び仲間と東大受験を目指すのだった。

 ◇嫌がらせに遭う健太を守り、見事な“逆転劇”へ

 第5話(5月23日放送)では、東大専科と一流大学コースによる“負けたら即廃止”の勉強対決が行われることに。専科をライバル視する一流大コースの藤井遼(鈴鹿央士さん)は、桜木が専科に加入させようと目をかける原健太(細田佳央太さん)を見下し、嫌がらせをして専科入りを阻止しようとした。

 しかし、専科の生徒たちが健太を藤井から守り、さらには“目から記憶したものは絶対に忘れない”能力を持つ健太のための勉強法を考えるなど、一致団結して勉強に取り組んだ。仲間を思いやる生徒の姿に、視聴者は「めっちゃ良い子たち」「優しすぎて泣いてしまう」「胸熱」と感動。対決では健太が藤井に勝利を収める結果となり、見事な“逆転劇”を見せた。

 ◇麻里のピンチを作文で救出 東大専科が“全員集結”

 第6話(5月30日放送)では、東大専科入りを果たすこととなった健太の付き添いとして、小杉麻里(志田彩良さん)が専科の合宿に参加。学年で文系トップの成績を誇るも、大学受験に興味を示していない麻里だったが、専科で勉強するうちに受験への憧れを抱いていた。

 その後、麻里が受験をしないと言い張っていたのは、受験に反対する父親の存在があったからだと判明。専科の仲間たちは桜木に、麻里の親を説得してほしいと頼み込む。しかし、桜木は生徒に勉強するように告げ、与えられたキーワードを使って文章を完成させる作文の課題を出す。

 同じ頃、学校には麻里の両親が娘の受験を辞めさせようと乗り込んできていた。父によって退学にまで追い込まれそうになっていたところに、専科の仲間がやって来る。そこで、生徒たちは桜木から出された課題の解答を発表。作文には生徒が思う麻里の集中力の素晴らしさと、麻里は東大に行くべきだという内容がまとめられていた。

 専科の仲間たちの協力に心を打たれた麻里は、勇気を振り絞って東大に行きたいという本音を告白。晴れて、専科への仲間入りを果たせることとなった。さらに、桜木により合宿に参加させられていた藤井は、今までの自身の行いを悔い改め、健太に謝罪。健太も藤井を許し、「一緒に勉強しよう」と握手を交わして、藤井も専科に加わったのだった。

 ◇

 前編では、専科に仲間が加わっていくまでの“絆シーン”を振り返ったが、まだそれぞれの関係性が完全に深まっていないにもかかわらず、不器用ながら互いのために協力しようと動く、生徒7人のピュアな気持ちが印象的に感じられた。後編では、共に過ごす時間が増えて、絆が深まっていくことで生まれた生徒たちの名場面を振り返る。

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