俳優の中井貴一さんが、12月8日に放送された黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系、月~金曜午後1時)に出演。出演中の連続ドラマ「ザ・トラベルナース」放送後の反響や、若い世代の俳優への思いを語った。
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岡田将生さん主演の連続ドラマ「ザ・トラベルナース」(同局系、木曜午後9時)で、スーパーナースの九鬼静を演じている中井さん。ドラマが放送されてから病院に定期検診へ行った際に、看護師たちから「見てます」「この先どうなるんですか?」と声を掛けられたとうれしそうに告白。現役の看護師から感想をつづったメールや手紙をもらうことも多いといい、「ありがたいですね」とほほ笑んだ。
さらに、役作りで身につけた応急処置が役立った場面も。食事に行った際に、喉に物がつかえた先輩を助けたといい、「結構それっぽく対処できたと思います」と明かした。
共演する岡田さんも含め、「役者は若い俳優さんとライバル関係を持たないとやってられない商売だと思う」と中井さん。「そこに追いつくために、年を取ったら今までよりも3倍は努力しないといけない」と感じているという。
そう感じたきっかけは、以前、長嶋茂雄さんに「今までで一番憧れた選手は誰ですか?」と質問したこと。そこで返ってきた答えは、「イチロー」だったという。いつまでも現役感覚を持ちながら、若い世代の実力を認める長嶋さんの姿勢に感銘を受けたと語った。
さらに、「今の30、40代の俳優はすごい」と語り、松山ケンイチさんの演技を絶賛。共演した際は「こういう声のトーンが出せるんだ」と驚き、学ぶことも多かったという。また、岡田さんの芝居にも同様のものを感じたといい、「僕たちが先輩から受け継いだものを、どこかで岡田くんたちの世代にパスしたい」と語った。「(ドラマで演じている)役柄もそういう関係性なので、そういうところは実際の僕らと同じだったかな」と笑顔を見せた。
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