衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。2月11日の放送では、山道の運転に慣れた捜索隊も四苦八苦の捜索となった山口県の一軒家を紹介する。
ウナギノボリ
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山口県の瀬戸内海側の深い山の中。衛星写真では周囲をぐるりと深い森に囲まれた敷地に2棟の建物が確認できる。建物のある山の入り口に酒屋があり、店主に尋ねると「これは、わらぶき屋根の家じゃないかな? 70歳くらいの男性がお一人で暮らしていると思います」と教えてくれた。道のりを確認すると、山道の途中からは携帯電話がつながらない圏外エリアとなり、家の前までは車で行けないため、途中から徒歩で向かわなければならないという。
捜索隊が集落から山道へと入ると、その先には山あいに伸びていく細い一本道が延々と続く。道は進むごとに狭く、暗くなり、山道の傾斜もきつくなってきた。「これは気合を入れないとヤバいです!」と捜索隊は緊張して車を走らせる。やがて狭い駐車スペースらしき場所で車を降りて徒歩で向かうと、森の中に赤いトタンをかぶせた屋根の一軒家にたどり着いた。
迎えてくれたのは71歳の男性。「自宅はふもとの市街地にあって、家族とそこで暮らしているんですが、この空き家になった実家を管理するために週の半分はここで寝泊まりしています」と打ち明けた。両親が亡くなり空き家になった12年ほど前から「放っておくと、荒れ地になってしまうから」との理由で、男性が生まれ育った家に通っている。
大雪で屋根が落ち、建具も損壊していたが、「家が崩れるまでは通い続けようと思っています」という男性。捜索隊が話を聞いていくと思いがけない人生ストーリーがあって……。
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