柳葉敏郎:MBS開局60周年記念SPドラマに花嫁の父親役で主演

MBS開局60周年記念スペシャルドラマ「花嫁の父」に出演する(左から)向井理さん、柳葉敏郎さん、貫地谷しほりさん
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MBS開局60周年記念スペシャルドラマ「花嫁の父」に出演する(左から)向井理さん、柳葉敏郎さん、貫地谷しほりさん

 俳優の柳葉敏郎さんが、開局60周年を記念したMBSのスペシャルドラマ「花嫁の父」で、主役の不器用だが誠実な父・里志役を演じることが30日、明らかになった。ドラマはTBS・MBS系全国ネット(28局)で、今冬放送予定で、柳葉さんは「この作品は、普通のことを普通に感じて、普通に表現して、でもそれがものすごく感動的なことなんだよというお話なんだと思います」と、作品への思いをコメントしている。

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 ドラマは、美しい風景の広がる新潟・山古志で、闘牛を育てる父親とろうあの娘との深い絆、2人を取り巻く人々の心情をしっとりとユーモアたっぷりに描く。耳が聞こえない娘・美音役を、演技派若手女優の貫地谷しほりさん、娘が嫁いでいく下町の魅力的な青年・丸役を、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で注目を集め、大河ドラマ「江 姫たちの戦国」などにも出演中の向井理さん、口うるさいが優しい祖父役を橋爪功さん、里志がひそかに思いを寄せる女性に余貴美子さんと、豪華キャストが集結している。 

 脚本は、数々のNHK連続ドラマや、ドラマ「外科医有森冴子シリーズ」を手がけたベテラン脚本家の井沢満さんが担当。柳葉さんは「特別奇をてらわず、当たり前の出来事の中で、人それぞれいろんな気持ちが生まれてくるでしょ。それを見てください、感じてくださいね、ということだと思います」と話し、演出を手がける竹園元プロデューサーも「全ての登場人物がチャーミングに描いてある」と絶賛。井沢さんは「スタッフ、俳優の皆さんすべてに『この作品が好きだ』と言っていただけたのは初めてです。これが最大の喜びでした。スタッフや俳優さんたちの、打って一丸となった、ある『思い』を、多くの人々と分かち合えたら、これに勝る喜びはありません」と自信を見せている。

 放送に先駆け井沢さん原作の小説「ゆきの、おと~花嫁の父~」 (講談社)も9月1日に出版される。(毎日新聞デジタル)

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