海に眠るダイヤモンド
第2話 スクエアダンス
11月3日(日)放送分
俳優の古田新太さん主演の連続ドラマ「俺のスカート、どこ行った?(俺スカ)」(日本テレビ系、毎週土曜午後10時)で、原田のぶお(古田さん)の自宅に入り浸る安岡一道を好演する、伊藤あさひさん。今年2月まで放送された特撮ドラマ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー(ルパパト)」(テレビ朝日系)で夜野魁利(ルパンレッド)を演じて話題となったが、「俺スカ」では振り切った演技を見せている。コミカルなキャラクターは「ヒーローをやっていたからできた」と話す伊藤さんに、ヒーローを演じて得たものや、ドラマの撮影秘話などを聞いた。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
「俺スカ」で演じる安岡は、東大出身で官庁に勤務するエリートであり、原田の娘・糸(片山友希さん)の元彼。糸とは別れているが、原田を慕い、原田家に入り浸っているという役どころだ。「ルパパト」では金髪がトレードマークだった伊藤さんだが、「俺スカ」では髪を黒く染め、ことあるごとにドヤ顔でエリート自慢をする、振り切ったコミカルなキャラクターを演じている。
伊藤さんは「単純にうれしかったです」とにっこり。現在、19歳だが「別のドラマでは、26歳のイタリア人役をやったこともあって、今回も年上。何で年上の役のオファーがあるのかなと思っていました」と話す。
これまでのイメージを覆すようなユニークな立ち回りには、反響も大きく「いろんな人から『良かったよ』って言ってもらいました。これから役者として、新しい伊藤あさひを見せていけたらと、思っています」と語る。黒髪になった感想を聞くと「金髪はすごくケアが大変だったので、大分楽になりました(笑い)。やっと自分の髪に戻ってきたという感じです」と笑顔を見せる。
年上の東大卒のエリートを演じるには、苦労も多かったそうで、「どういうふうに表現したらいいのか分からなくて、めっちゃ調べました」と明かし、「マンガとかあればよかったんですけど、こういうキャラクターはなかなかいなくて……。台本の中から読み取れるものを表現していますね」と苦笑い。「背筋が伸びていたり、上品さというか、官僚らしい仕草、立ち居振る舞いには気をつけています」と語っていた。
特撮ドラマの出演で得たことは「自信が一番大きいですかね」と話す伊藤さん。「1年間ずっとやってきて、いろんな人に見てもらって、自分を知ってもらえて。今は、ある意味、ヒーローをやり遂げて、味方がたくさんいるという状況なので、その人たちに恩返ししたいと思ってやっています」と語り、「安岡はぶっ飛んだ役なんですけど、その思い切りは、ヒーローをやっていたからできたと思います。振り切ったヒーローを演じたことで、1年間を通して変わっていったこともあります。演技に対する思い切りとか、挑戦してみようと思えるようになりました」と声を弾ませる。
初回放送時は、「ルパパト」のファイナルライブツアー中だったので、「ルパパト」の出演者と一緒にドラマを見たそうで、「結木滉星くんから『どこに出ているの?』って言われて。安岡のシーンで、ニヤニヤ笑ってくれたのはうれしかったです」と振り返った。
ドラマでは古田さんとの出演が多く、「古田さんがいろいろとアドバイスをくださるので、すごく勉強させていただいています。今まで、同世代の人とばかりお芝居をしていたので、こんなに近い距離で大先輩とお芝居をさせていただくのはうれしいことです」と語る。
一方、学園シーンの出演がないため、「(生徒役の方と)スタジオですれ違ったときに、どうしようって思っちゃいますね。あいさつをした方がいいのか、もどかしくて(笑い)。年齢的には、僕は(実年齢は)学生寄りなんで、仲良くしたいんですけど、なかなか関わる機会がなくて」と苦笑い。学園シーンの出演も熱望しているが、「(スタッフに)『学校に行きたいです』って言ったら、流されちゃいました」と笑っていた。
安岡は「アクセントを加えられる」役回りだと分析。「プライベートを過ごしている原田を相手に、やりたい放題やらせてもらっています(笑い)。作品の癒やしポジションになりたいと思っていて、『安岡は明るくて、バカだな』と、軽い感じで見てもらいたいです。ドラマの中の息抜きとして見てもらえれば」とアピールしていた。
今年7月から東京・京都・福岡で上演された松尾スズキさん作・演出の舞台「COCOON PRODUCTION 2024『ふくすけ 2024-歌舞伎町黙示録-』」がWOWOWで12月2…
想像を超える“びっくりなお店”を紹介するバラエティー番組「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」(中京テレビ・日本テレビ系、火曜午後7時)。11月5日の放送は、群馬県みどり市…