わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
人気グループ「Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)」の藤ケ谷太輔さんが、2020年1月スタートの連続ドラマ「やめるときも、すこやかなるときも」(日本テレビ)に主演することが11月17日、明らかになった。藤ケ谷さんは、トラウマを抱える家具職人・須藤壱晴役。また壱晴の運命の相手となる広告制作会社の女性会社員・本橋桜子役で、連続ドラマ「あなたの番です」(同局系)の“最恐”手作り女子“尾野ちゃん”として話題となった女優の奈緒さんが出演する。
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ドラマは、窪美澄さんの同名長編小説(集英社文庫)が原作。家具職人・須藤壱晴は、真摯(しんし)に仕事に取り組むも、師を越える新しい作品が作れず、職人として伸び悩んでいた。そんな須藤と出会ったのは、仕事面では自立しているものの、恋愛がからっきしうまくいかない広告制作会社勤務の本橋桜子。引かれ合い、心を通わせていくように見えた2人だが、互いにまだ打ち明けていない、心の傷を抱えていた。壱晴は大切な人の死が忘れられず、12月のある時期になると1週間ほど声が出なくなる「記念日反応」という症状を抱え、一方の桜子は、父の会社が倒産してからずっと家計を支えており、早くこの現実から解放されたいともがいていた。2人は相手を思う純粋な気持ちだけでなく、「自分のため」に恋愛を始めるが……というストーリー。
ドラマは、同局の深夜ドラマ枠「シンドラ」で、1月20日深夜0時59分にスタート。また、同ドラマはシンドラとして初めて、香港、タイ、インドネシア、カンボジア、フィリピン、シンガポール、ミャンマー、モルディブの八つの国と地域で日本と同時放送する。海外版のタイトルは「Us Forever」。
「シンドラ」は、以前Kis-My-Ft2のメンバーもお世話になっていて、エッジの効いた作品も多かったので、ラブストーリーと聞いて驚きました。恋愛ドラマというと、きれいだったり、胸キュンが多かったりと思っていたのですが、今回はリアルな人間模様やモヤモヤした気持ちが丁寧に描かれていて、よりチーム感が大切になる作品だと思っています。
僕が演じる須藤壱晴は、僕と同じ30代で、職種こそ違いますが、自分自身の葛藤や、仕事に対する考え方など共感できる部分が多くあります。壱晴は、一見何を考えているか分からない不思議な人ですが、僕自身はそこが好きで、一番の魅力だと思っています。彼の魅力を崩さず、丁寧に自然体で演じたいと思います。ドラマを通じて、壱晴だけでなく、僕自身も人としてもう一歩、二歩と、ステップアップしていけたらと思います。
今回、アジアに向けて発信するということで、僕たちもグループの活動の中でアジアに視野を向けているので個人の挑戦とグループにも貢献できたらいいなと思っています。エンタメの一つとして楽しんでいただけたらうれしいです。
この作品は、決してキラキラしているだけではなく、仕事や年齢、人間関係など男女問わず共感してもらえるような要素がちりばめられています。良いところも悪いところも、リアルに人間らしく描きます。どの役でも、どの言葉でもいいので、この作品を見ていただいて、皆さんの中で、何かのきっかけになったらいいなと思います。
多くのメッセージが込められている作品になるので、ぜひたくさんの方に見ていただけたらうれしいです。
「よるのふくらみ」を読んでから、いつかご一緒したいと思っていた窪美澄さん原作の作品に参加させていただけることが本当に幸せです。今回の原作を読ませていただき、王子様でもお姫様でもない2人の恋に私自身が希望をもらいました。すてきなドラマになる予感がしています。
本橋桜子さんという人は、問題を抱え大きなコンプレックスとひずみの中で自分だけでは乗り越えられない壁に囲まれながら、息苦しさを抱えて生きている女性だと思います。原作を読み、桜子さんの中に今までの自分を見つける瞬間がたくさんありました。
癒えぬままの傷を抱えた壱晴さんと、ずるさや弱さを持ったヒロイン。この物語の中のどの瞬間も、その時の2人を肯定しながら演じたいです。陰の部分だけでなく、脚本で描かれている壱晴さんの不思議な柔らかさと魅力、そして桜子さんのほっとけない愛らしさは現場で素直に楽しみたいと思います。
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