麒麟がくる:本郷奏多が大河デビューへ “若き破天荒関白”近衛前久役「威厳を持って堂々と」

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で本郷奏多さんが演じる近衛前久 (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で本郷奏多さんが演じる近衛前久 (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の第22回「京よりの使者」(8月30日放送)から、本郷奏多さん演じる近衛前久(このえ・さきひさ)が登場する。本郷さんは初の大河ドラマで、近衛前久のキャッチコピーは「若き破天荒関白」。「近衛前久は、公家の関白で、政治の中枢を担う立場として歴史にも密接に関わってきます。すごく偉いポジションですが、公家には珍しく、いろいろなところに出向いてアクティブに動く、型にとらわれないような人物だと伺い、面白そうだなと思いました。前久がどのように動き回っていくのか、楽しみにしていただけたらと思います」と語っている。

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 前久は、その類いまれなる行動力で、公家でありながら自ら政治に介入する、変わり種の貴族で、「前久は位は高いのですがまだ若いので、撮影では皆さんと対峙(たいじ)したときに弱々しく見えないように、威厳を持って堂々と演じるようにしています」と明かす本郷さん。

 「今回、衣装が皆さんカラフルで、僕もビビットな赤い服ですので、とてもすてきだなと思っています。衣装を見てるだけでとても楽しくなりますね。ただ、服をいっぱい重ねて着ていますので、すごく重いのですが(笑い)。烏帽子(えぼし)にもまだ慣れませんが、高さに気をつけながら演じています」と話していて、「大河ドラマをご覧になったことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、きっかけは何でもいいと思いますので、一度見ていただけたら引き込まれる要素がたくさんあると思います。アクションシーンもかっこいいですし、すごくすてきな役者さんがいっぱい出ています。幅広い世代の方にご覧いただけたらうれしいです」と視聴者にメッセージを送った。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。

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