おいでやす小田：「久保史緒里のイメージ変わった」　ドラマ「塩介と甘実」の“毒舌キャラ”に恐怖も

　お笑い芸人のおいでやす小田さん主演で動画配信サービス「Paravi」で独占配信されているドラマ「塩介と甘実－蕎麦（そば）ができるまで探偵－」。本作で初のドラマ主演を務めている小田さんと、毒舌キャラを演じる「乃木坂46」久保史緒里さんにドラマの見どころや、撮影での印象的だったエピソードを聞いた。

ウナギノボリ

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　「塩介と甘実－蕎麦ができるまで探偵－」は、女優の有村架純さんと俳優の中村倫也さんがダブル主演する連続ドラマ「石子と羽男－そんなコトで訴えます？－」（TBS系、金曜午後10時）のオリジナルストーリー。本編で石子（有村さん）と羽男（中村さん）がトラブルを解決する様子にひそかに憧れている塩介（小田さん）が、店を訪れた客の悩みを推理で解決しようと奮闘する……というストーリー。

　小田さんが演じるのは、父親が営むそば店「そば処 塩崎」で働く塩崎啓介。本編では、さだまさしさん扮（ふん）する「潮法律事務所」の所長・潮綿郎と仲が良く、しょっちゅう事務所にやってきては、綿郎とおしゃべりをして楽しんでいる。

　久保さんが演じる甘露果也実（あまつゆ・かやみ）、通称“甘実（あまみ）”は、まじめで頭が良く清楚（せいそ）な見た目だが、実は口が悪く毒舌な東大法学部に通う女子大学生。ある日、塩介が働く「そば処 塩崎」を訪れ、塩介とともに客のトラブルを解決すべく推理に参加することになる。

　◇「営業妨害や！」　久保史緒里が明かすおいでやす小田の“真面目な姿”

　－－オファーが来たときの率直な感想を教えてください。

　小田さん　楽屋で「やったー！！」と言いました（笑い）。不安もありましたけど、全力でやらせていただきたいなと。せりふは多いと聞いていましたが、それも含めて挑戦したいなと思いました。

　久保さん　私はオファーが届いたわけではなく、（府川亮介）監督と（新井順子）プロデューサーにお会いして読み合わせをしてからでした。でも、絶対ダメだと思っていたので、決定の連絡があるまではずっと落ち込んでいました。

　小田さん　何がダメだと思ったの？

　久保さん　同じせりふを2パターンで言ってくださいと言われたのですが、自分の中で変化が出せなかったんです。あと、マネジャーさんが私が載っている雑誌を持って行ってくれたのですが、新井さんは私が載っているページよりも、お肉のページを見ていて（笑い）。だから、難しいかなと思いました。

　小田さん　これは新井さんが悪い！　あの人はぶっ飛んでるからね（笑い）。

　－－撮影の中で印象的だった出来事はありますか？

　小田さん　しーちゃん（久保さん）のイメージが変わりました。演技がすごいですよ。本当に怖いときがありますし、世間の久保史緒里のイメージも変わると思います！　普段はもちろんめちゃくちゃ良い子でおっとりしてますけど、演技をしているときはそれを忘れてしまいます。しーちゃんではなく、甘実がいるという感じです。

　久保さん　バラエティー番組でしかご一緒したことがなかったので、お芝居でご一緒させていただくのが楽しみでした。空き時間には台本と向き合っていて、共演者の方には小田さんから声をかけて「ここ合わせてもらえますか？」とお願いしている姿も見えていて、すごく真面目な方だなと感じています。営業妨害かもしれませんが（笑い）。

　小田さん　営業妨害や！　やめといて（笑い）。

　－－ドラマは客の悩みを解決する話ですが、なにか解決したい悩みはありますか？

　小田さん　僕、めちゃくちゃ機械音痴なんです。ICカードとか東京に出てきてから買ったんです。それまでは切符でしたから。時代に乗っていけるのか不安があります（笑い）。

　久保さん　私は人見知りが激しくて……。新しい現場だと挙動不審になりますね。「お疲れさまです」と言われているのに、緊張してしまって「ありがとうございます」と返してしまうくらい会話が成り立たないんです（笑い）。なので、緊張をなくしたいですね。

　－－ドラマの見どころを教えてください。

　小田さん　テロップや効果音でより面白く、温かく仕上げていただいているなと感じます。展開も、掛け合いも面白いのです。あとはしーちゃんの狂気（笑い）。もちろん演技ですけど、夢に出てくるんじゃないかという目つきをしてるときがありますから。

　久保さん　台本に「調停パート」と書いてあり、ドラマはお蕎麦屋さんの中ですけど、本当に調停が行われているように感じます。カット数もすごく多いので、見応えもありますし、面白いと思います！