海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第44回が、5月30日に放送され、初回冒頭へとつながる演出に、視聴者の感動を呼んだ。
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第44回では、直言(岡部たかしさん)が亡くなり、寅子(伊藤さん)は何事もなかったように生活を続けようとする中、はる(石田ゆり子さん)は寅子にお金を渡す。花江(森田望智さん)もはるも悲しみを乗り越えるため、好きなことに使ったのだと言う。闇市をさまよい、優三(仲野太賀さん)と一緒に食べた焼き鳥を思い出す寅子。優三が自分にかけてくれた言葉がよみがえって……と展開した。
闇市で出された焼き鳥を食べず、寅子はお金だけ置いて店を後にする。すると店主の女性が寅子を追いかけ、「しっかり、するんだよ。ね!」と、焼き鳥を包んだ新聞紙を渡した。
河原で焼き鳥を見つめた寅子は、「必ず帰って来るって言ったじゃない!」と涙を流しながら焼き鳥を食べ始める。そして、焼き鳥が包まれていた新聞に目をやると「日本国憲法」についての記事が掲載されていた。
第14条で「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的または社会的関係において、差別されない」と記載されており、優三の言葉を思い出した寅子は、思わず大粒の涙を流したのだった。
寅子が新聞を広げて、日本国憲法の記事を読む姿は、初回冒頭でも放送されていた。SNSでは「見事な伏線回収。脚本の素晴らしさに感服」「日本国憲法を目にして流していた寅子の涙の意味がわかるとは……」「初回のシーンがここにつながるのか!」「焼鳥を包んだ新聞が日本国憲法の載っていたページで良かった。運命だ」「屋台のおかみさん、マジでグッジョブよね」とさまざまな感想が書き込まれていた。
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