良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
故・田村正和さん演じる刑事・古畑任三郎が、完全犯罪をもくろむ犯人たちの難解なトリックを、卓越した推理力で解いていくフジテレビの人気ドラマシリーズ「古畑任三郎」。1994年の放送開始から30周年を迎えたことを記念して、フジテレビの平日午後1時50分~3時45分の再放送枠「ハッピーアワー」で各日2話ずつ放送されている(関東ローカル、TVerとFODで配信)。ここでは、6月6日放送の第2シリーズ第5話を紹介する(木村拓哉さんが出演する第4話「赤か、青か」の前に放送)。
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2015年に死去した加藤治子さんが、脚本家役でゲスト出演した第2シリーズの第5話(初放送は1996年2月7日)。出演は、田村さん、加藤さん、絵沢萠子さん、西村雅彦さん、小林隆さんら。脚本は三谷幸喜さん。
物語は……脚本家の佐々木高代(加藤さん)は妹でマネジャーの和子(絵沢さん)と2人暮らしだが、仲は最悪だった。
高代は若い俳優と付き合い始めていて海外旅行に行く予定だった。うつつを抜かしている高代を気に入らない和子は自分のお金で行きなさいとピシャリ。高代は自分で稼いだお金が自由に使えないことに不満を持っていた。
その夜、高代は明日の朝食のためキッチンでかつお節を削る和子を、あるもので殴って殺害し、金目当ての強盗に見せかけるよう財布の中身をぶちまけた。
「見たい映画があったのに、ビデオをセットし忘れた」とぶつぶつ言いながら現場に現れた古畑(田村さん)。高代の話を聞き終わり、古畑は「犯人は分かった」と、今泉に高代の部屋で見つけた削ったかつお節を見せるが、凶器が分からない。
今泉を泊まりこませ、探させようとするが、高代に食事の支度や庭掃除といいように使われる始末。古畑も映画、ドラマの話をしながら探るが、高代は隙(すき)を見せない。ふと開いた料理の本の“肉詰めピーマン”から古畑はピンと来る。
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