虎に翼:何か隠して生きてる様子? 突然朝鮮語を話した小野さんに視聴者驚き

NHK連続テレビ小説「虎に翼」第86回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」第86回の一場面 (C)NHK

 伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第86回が7月29日に放送された。同回では、裁判を傍聴していた小野(堺小春さん)が突然、朝鮮語で話す場面があり、視聴者の間で話題になった。

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 第86回では、三条市内のスマートボール場から出火し、近隣の4軒が全焼する火災が発生。放火の疑いで逮捕されたのは、このスマートボール場を経営する朝鮮人の金顕洙(許秀哲さん)だった。

 逮捕状をもらいにやって来た警察官が「これらすけ、朝鮮の連中は」と口にすると、寅子は「差別的発言は見逃せません」と指摘。警察官が去った後、深田(遠山俊也さん)は、実際に朝鮮人が起こした事件もあっただろうと話すが、寅子は犯罪を容認するつもりはないが、それと差別は別問題だと返した。

 すると、やり取りを聞いていた小野が突然立ち上がり、「皆さんのお茶いれます」と部屋を出て行った。深田は「すみません、昔から愛想がねえ子で」と寅子に謝り、「あのままでは嫁のもらい手が……。しかも、彼女は一度婚約を破棄されてるそうで」と暴露。寅子は、本人のいないところで噂話をするのはいけないと深田を注意した。

 初公判の日、寅子は傍聴席に小野の姿を見つける。被告人の顕洙は、幼少期に家族と共に朝鮮から日本に渡り、 弟の広洙(成田瑛基さん)とスマートボール場を経営したが、経営不振で100万円あまりの負債を抱えていた。

 そんなある日、閉店後に火災が発生。火元がスマートボール場の物置で火の気のない場所であったこと、事件が起きる前に火災保険を契約していたこと、現場から逃走していたことから顕洙は緊急逮捕された。しかし、顕洙は容疑を否認し続けていた。

 裁判の途中、傍聴席にいた広洙が突然立ち上がり「全部間違ってる! この逮捕も裁判も、あんたらも何もかも!」と叫び、朝鮮語で「警察も裁判官も誰も信じられない」「何も話さないでくれ」と兄に訴えた。

 すると小野が立ち上がり、「やめてください。お兄さんが苦しむことになる。どうかお静かに」と朝鮮語でなだめた。その様子を見た寅子や弁護士の杉田太郎(高橋克実さん)らは驚きの表情を浮かべていた。

 突然朝鮮語を話した小野に視聴者の注目が集まり、X(旧ツイッター)では「小野さん」が一時トレンド入り。SNSでは「びっくり」「被告人の妹さん? 彼女? かなにかなのかな」「何か朝鮮と縁があるのかな」「傍聴してた理由が気になる」といった声が上がった。

 また、「小野さんもまたヒャンちゃんのように何か隠して生きてる様子だね」「ヒャンちゃんのように苦しんできた人なのか」「もう一人のヒャンちゃんだったんだ……」と、日本で「汐見香子」として生きる寅子の同窓・崔香淑(ハ・ヨンスさん)と重ね合わせる視聴者も相次いだ。

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