緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第126回が、9月23日に放送され、最終週「虎に翼」がスタートした。
あなたにオススメ
朝ドラ「ばけばけ」徹底特集! 高石あかりがヒロインに
寅子(伊藤さん)の名前を知る少女の祖母・佐江子(辻沢杏子さん)が、寅子を訪ねてくる。
佐江子は、孫の美雪(片岡凜さん)が昨日、警察に補導されたことを明かした上で、美雪には「娘(美佐江、片岡さんの一人二役)をなぞってほしくない」から助けてほしいと寅子にすがる。一方、美位子(石橋菜津美さん)の事件を担当するよね(土居志央梨さん)と轟(戸塚純貴さん)は、大法廷での弁論に向けて練習を開始する。
昭和47(1972)年5月、いよいよ最高裁の大法廷に立つよねと轟。よねは、長官の桂場(松山ケンイチさん)の前で、「論点は誰の目から見ても分かり切っていますので、回りくどい前置きはしません」と切り出し、弁論を始める。
「刑法第200条、尊属殺の重罰規定は明らかな憲法違反です」とはっきりと口にするよね。「昭和25年に言い渡された刑法第200条の最高裁合憲判決。その基本的な理由となるのは、人類普遍の道徳原理」と言ったところで、「はて?」と寅子の口癖をまねると、桂場も思わず視線をよねへ。
それでもよねは気にすることなく「本件において、道徳の原理を踏みにじったのは誰か? 尊属である父を殺した被告人ですか? それとも、家族に日常的に暴力を振るい、妻に逃げられ、娘を強姦し続け、子を産ませ、結婚を阻止するために娘を監禁した被害者である父親ですか? 暴力行為だけでも許しがたいのに背徳行為を重ね、畜生道に落ちた父親でも、彼を尊属として保護し、子供である被告人は、服従と従順な女体であることを要求されるのでしょうか?」と問いかけ、「それが人類普遍の道徳原理ならば、この社会と我々も畜生道に落ちたと言わざるを得ない。いや畜生以下……クソだ!」と力を込めた。
桂場から「弁護人は言動に気を付けるように」と冷静に指摘され、轟は「不適切な発言でした。おわびいたします」と言いつつ、「いけ、山田」と後押し。
よねも「憲法第14条は『すべての国民が法の下で平等である』とし、第13条には『すべての国民は個人として尊重される』とある。本件は、愛する人と出会った被告人が、すべての権利を取り戻そうとした際、父親から監禁と暴力による妨害を受けた結果であります。当然、正当防衛、もしくは過剰防衛に該当する。もし、今もなお、尊属殺の重罰規定が、憲法第14条に違反しないものとするならば、無力な憲法を、無力な司法、無力なこの社会を、嘆かざるを得ない。著しく正義に反した原判決は、破棄されるべきです」と言い切った。
事務所の壁に掲げられた憲法第14条を見つめる美位子の姿。一方のそのころ寅子は、美佐江の娘・美雪が再び家裁に送致されてきたことを知る……と展開した。
SNSでは「激アツの最終週スタートでしたね」「よねさん劇場」「山田よねの独壇場」「よねさんの弁護、泣ける」などと視聴者は反応。「よねさん! よねさん&轟最高だよ!」「やっぱりこの『クソだッ』は正義だわ」「朝からよねさんの弁論に心が震えた」「よねさんの弁論、聞き入ってしまった。よねさんの人生はこの裁判のためにあったのかも」といった感想も書き込まれた。
大人顔負けの知識や才能を持つ子供たちが“博士ちゃん”(先生役)としてオモシロ授業を行う番組「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」(テレビ朝日系)。12月6日は午後6時半~8…
俳優の近藤正臣さんが出演し、今年3月にNHK BSで放送されたドキュメンタリー番組「妻亡きあとに ~近藤正臣 郡上八幡ひとり暮らし~」が、12月6日午後3時45分からNHK総合で…
俳優の小澤征悦さんが、12月6日放送のトークバラエティー番組「痛快!明石家電視台」(MBS、土曜午後3時)に出演する。
人気グループ「timelesz(タイムレス)」の松島聡さん、俳優の白洲迅さんがダブル主演する連続ドラマ「パパと親父のウチご飯」(テレビ朝日系、土曜午後11時)の最終回(第10話)…
お笑い芸人のバカリズムさんらが脚本を務めるオムニバスドラマ「ノンレムの窓 2025・冬」が12月21日午後10時半から放送されることが明らかになった。今回が第8弾となる人気オムニ…