海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第129回が、9月26日に放送され、ラストシーンで桂場(松山ケンイチさん)が放った言葉に視聴者は注目した。ドラマは27日に最終回を迎える。
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第129回では、横浜家裁の所長に抜てきされた寅子の出世を祝うため、女子部のなつかしい面々が「笹竹」に集まり……と展開した。
定年を迎えて最高裁長官を退任し、裁判官人生に幕を下ろした桂場は、笹竹通いを復活させていて、店で寅子とバッタリ。嫌な顔を見せつつも、好物のあん団子を味わう。
寅子は、そんな桂場に近づき「お元気そうですね、桂場さん」とあいさつすると、「お会いしたら言いたいことがあったんです。私たちはずっと法とは何かを話してきましたよね」と語りかける。
桂場は「私たちじゃない、君がな」とそっけなく返すが、寅子は気にすることなく「今、私は法とは船のようなものなのかなと思っています。人が人らしくあるための、尊厳や権利を運ぶ船。社会という激流に飲み込まれないための船。船の使い方は乗り手次第。人らしさを失い沈むことも、誰かを沈めることも、間違うこともある。人生という船旅を、快適に幸せに終えるために、乗り手の私たちは船を改造したり、修繕したりしながら進む。まあ、明日にはまた違うことを言っているかもしれませんが。生い立ちや、信念や、恰好、男か女か、それ以外か、すべての人が快適でいられる船にするよう、法を司る者として、不断の努力を続けていきます」と一気に持論を披露した。
しかし、桂場は「私は今でも、ご婦人が法律を学ぶことも、職にすることも反対だ」と、以前と変わらぬ考えを口にし、“ラスボス”感を見せる。周囲の注目を集めたところで「つづく」となり、同回は終了。SNSでは「ここで終わり?」「そこでおわりかーーー!!」と視聴者は反応した。
さらに「最終回直前で、桂場さんからのアンチテーゼ…」「明日で最終回なのに。また、桂場が問題提起」「桂場さんが今でも女性が法律を学ぶことも職にすることも反対する真意は明日に持ち越し」「何やら思わせぶりな桂場さんの言葉、でもキモは多分その先だからな…」「こに来て桂場がヒール役で終わる?そんなはずはない。明日の『~だが…』に期待」といった感想も書き込まれた。
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